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最後の打者迎えた智弁学園・前川 束になれたことが宝物

2021年8月29日19時50分 朝日新聞デジタル

 (29日、高校野球選手権大会決勝 智弁和歌山9-2智弁学園)

 試合終了の瞬間は次打者席で迎えた。智弁学園の前川(まえがわ)右京は、相手の優勝が決まるとそっとバットを置いた。戻ってきた最後の打者、足立風馬の肩をたたく。「大丈夫。前を向こう」。その後も泣き崩れる仲間を励まし続けた。

 1年夏から甲子園で4番を任されたチームの中心だ。新チームの合言葉は「日本一」。二枚看板の左腕西村王雅、右腕小畠一心も1年夏から甲子園を経験しており、それを実現できるだけの力は十分あった。だが、昨秋の近畿王者として臨んだ今春の選抜大会は8強どまり。その後は3人ともけがや不振に悩まされた。

 個々の能力があっても、束にならなければ勝てない――。キャッチボールの前、ノックや打撃練習の前後。練習の合間に選手間でミーティングを重ねた。意見をぶつけ合い、チームは再び前を向いた。

 この夏、前川は甲子園初アーチを含む2本塁打、7打点でチームを牽引(けんいん)した。二枚看板も互いを補うように力を発揮し、決勝までたどり着いた。

 「日本一を掲げてやってきたことは無駄じゃない。全員で最後までやりきれたのは宝物です」と前川。1995年の夏4強を超える準優勝。前を向き、長かった夏を心に刻んだ。(大坂尚子)

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