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涙こらえた智弁対決、大会開催や選手に感謝 高嶋仁の目

2021年8月29日19時35分

 (29日、高校野球選手権大会決勝 智弁和歌山9-2智弁学園)

 決勝の智弁対決。ラジオの解説席で涙をこらえていました。両校に野球部を作った藤田照清・元智弁学園理事長(2009年に80歳で死去)が「両方のチームがいつか甲子園の決勝をやってくれるといいなあ」と言っていました。その夢が現実になったわけです。

 試合は智弁和歌山の完勝でした。一回、先頭の宮坂厚希君が初球をとらえて中越え二塁打を打ちました。ここから一挙4点。智弁学園の・西村王雅君の調子が上がる前に先制できたのは大きかった。これで半分は決まりかなと感じるぐらいのインパクトがありました。

 もう一つのポイントは投手交代です。2点リードの四回無死一、二塁、中谷仁監督は先発の伊藤大稀君から中西聖輝君にスパッとスイッチしました。伊藤君もいい投手ですが、変化球が豊富で三振をとれるのは中西君です。捕手目線での投手起用はさすがだと感じました。

 監督を退任し、中谷監督にバトンを渡したのは18年の秋でした。いいメンバーが残っている時に交代しよう。その点だけは気を使いましたが、あとは自分の好きなようにやって欲しいと思っていました。大変なこともあったと思いますが、投手力を整備して戦う中谷監督のスタイルを築いてくれていると思います。

 もちろん、まだまだこれからです。頂点に立ってからが大切です。新チームの試合もすぐ始まります。ますます頑張ってもらいたいと思っています。

 お礼を言いたいのは孫の高嶋奨哉のことです。中谷監督としては、やりにくい面もあったと思います。大した選手やないですが、辛抱して育ててくれました。お陰さまで決勝でも2安打3打点と活躍できました。

 奨哉もことあるごとに「孫」と言われて、いやになる時もあったと思います。それでも指導者と仲間にも恵まれ、真っすぐに野球と向き合ってくれました。ありがとう。

 やっぱり甲子園はええところです。大会を開催してくれた関係者、いい試合をしてくれた選手たちに感謝の気持ちでいっぱいです。(前・智弁和歌山監督)

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