夏の甲子園、決勝は智弁対決 ユニホームの見分け方は?
ユニホームの見分け方は? 第103回全国高校野球選手権大会の決勝(29日午後2時)は智弁和歌山と智弁学園(奈良)の「智弁対決」となった。
同じ学校法人が運営するきょうだい校。修学旅行も一緒に行っており、選手同士も顔見知りだ。現3年生は昨秋、ともに中四国地方を訪れた。そんな両校が、頂上決戦に臨む。
全国選手権での両校の対決は19年ぶり2度目。選抜大会での対戦はない。
28日の準決勝。第1試合で智弁和歌山が近江(滋賀)を5―1で下して、19年ぶりの決勝進出を決めた。続く第2試合では、智弁学園が京都国際に3―1で勝った。
智弁学園の小坂将商(まさあき)監督は智弁対決について、「あまり意識しすぎてもよくないので、六つ目の壁を全員で越えられるようにがんばりたい」。準決勝を完投した小畠一心は「ユニホームが似ているので、たぶんどっちかわからないと思いますが」と苦笑いし、「奈良が本校なので負けるわけにはいきません」と続けた。
智弁和歌山と智弁学園が甲子園に同時出場したのは、過去に春2回、夏10回。
夏は、2002年の第84回大会の3回戦で対戦した。このときは、智弁和歌山が五回までに7点を奪って7―3で勝ち、そのまま準優勝した。今回は、それ以来の甲子園での直接対決になる。
公式戦ではほかに3度対戦し、智弁和歌山の1勝2敗となっている。
最初は1995年秋の近畿大会準々決勝。5―0で智弁和歌山が快勝し、翌春の選抜大会に選ばれると、準優勝した。
02年夏の甲子園での対決を挟んで、19年は春、秋の近畿大会で顔を合わせた。
春は1回戦で智弁学園が9―7で初勝利。この試合には、当時1年生で今夏の甲子園で背番号1をつける智弁学園の左腕西村王雅(おうが)が登板している。4回を1失点に抑え、逆転勝利を呼び込んだ。
秋は準々決勝で当たり、17―13で智弁学園が打撃戦を制した。両校とも翌春の第92回選抜大会には選ばれたが、新型コロナウイルスの感染拡大により大会は中止になった。
白地の上下に朱のアンダーシャツとソックス。胸にも朱で大きく「智辯」の2文字――。両校のユニホームはほぼ同じに見えるが、見分け方がある。
明らかに違うのは左袖の校章だ。帽子は智弁和歌山が丸形で、智弁学園は角張っている。わずかな違いだが、ユニホームのベースの色も、智弁和歌山のほうが白っぽく、智弁学園は薄いクリーム色だ。
智弁和歌山には21年ぶり3度目の、出場20回目で初めて決勝に進んだ智弁学園には初の全国制覇がかかる。