スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

智弁学園、前回4強は監督が主将 「打って僕を越えて」

2021年8月28日11時29分

 第103回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する奈良代表の智弁学園は27日、大阪府枚方市で練習した。28日の準決勝、京都国際戦を前に、小坂将商監督(44)と山下陽輔主将(3年)が、チームの状態などについて朝日新聞の電話での代表取材に答えた。

 練習では、アップした後に、野手は打撃練習し、西村王雅(おうが、同)、小畠一心(いっしん、同)の両投手はキャッチボールをしたという。

 ここまでの戦いぶりについて小坂監督は「日ごとに打つ選手が変わっているのはうれしい」とし、「投手は防御率はいいけど、四球が多いのは気になっている。ここから先は、ある程度点を取られるのも覚悟はしながらの戦いになる」と話した。

 準々決勝の明徳義塾戦は九回裏に試合をひっくり返し、小坂監督が主将を務めた1995年以来2度目の夏4強を決めた。そのときは準決勝で星稜(石川)に敗れている。「あの試合は僕が打ったら勝ってた試合だった。だから、お前らは打って、越えてくれと伝えました」

 京都国際について小坂監督は、森下瑠大(りゅうだい、2年)、平野順大(同)の両投手をまとめる中川勇斗捕手(3年)を「すごく周りを見ている」と評価した。

 山下主将は逆転勝ちしたチームの状態を「雰囲気は徐々に盛り上がっています」と話す。「特に3年生にとっては集大成。全員で力を合わせて、どんな試合展開になってもあきらめず、日本一を目指していきたい」と述べた。(米田千佐子)

 ■春の近畿大会は逆転勝ち

 智弁学園は京都国際と今年5月の近畿大会準決勝で対戦し、4―2と逆転勝ちしている。

 智弁学園は2点を追う六回2死満塁、相手の先発平野から、途中出場の谷口が右前安打を放ち同点に。七回に平野からマウンドを託された森下に対し八回、前川、岡島の連続安打などで好機を作り、悪送球の間に2点を奪った。

 先発藤本は二回、森下の三塁打を起点に2点を先行されたが、その後は無失点で、六回から同じ2年生投手に継投。得点圏に走者を進められながらも追加点を許さなかった。

 ■26年前、チーム支えた「必笑」

 甲子園大会中、スポーツ面に「はま風」というコーナーがある。出場校のレギュラーだけではなく、控えやマネジャー、応援団、家族らチームを支える人も取り上げ、人間模様を描く。

 智弁学園が前回、4強入りした1995年、スポーツ部記者だった私は智弁学園の選手を「はま風」で書いた。準決勝の星稜(石川)戦で敗れた翌日の8月21日付に掲載されている。

 その選手は、控えの小南(こみなみ)幸二くん。彼は伝令としても快進撃の力になった。ベンチから走る時にわざとこけそうな格好をしたり、「ホームラン打たれろや」と言ったり。たいていはピンチの場面だが、「あほ言うな」と笑いながら返すこともあった木挽幸弘投手は「やり取りをしているうちに動揺が収まった」と感謝している。

 薄れかけた記憶をたどると、マウンドに集まった選手たちがニコニコ顔だったのが不思議だった。スタンド記者席から双眼鏡でのぞくと、どうも小南くんが「ボケ」を演じているように見える。これが、取材するきっかけだった。

 チームの合言葉は「必笑」だとも書いている。そういえば2019年夏の甲子園準優勝の星稜も「必笑」を掲げていたし、全国のあちこちのチームでいま使われているフレーズでもある。そのトレンドをつくったのが智弁学園では……とひそかに思っている。(奈良総局長・金重秀幸)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ