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最後の夏のエラー伝え続け 育成功労賞の松本正二さん

2021年8月27日09時00分 朝日新聞デジタル

 日本高校野球連盟と朝日新聞社が高校野球の発展に貢献した人に贈る「育成功労賞」に、県内からは総合技術高校野球部副部長の松本正二さん(67)が選ばれ、広島大会の決勝前に表彰された。

 松本さんは母校の本郷工業高校(閉校)と、福山工業高校で計30年間監督を務め、総合技術高校では副部長に就任。退職後も再任用と臨時的任用で引き続き同校の副部長として指導にあたる。長年にわたる高校野球への貢献が評価された。

 本郷工の高校時代は捕手だった。最後の夏にした一つのミスが、指導者としての信条を固めた。ベスト4をかけた福山工との一戦。4―3でリードしていた終盤、1死二、三塁で相手がスクイズを仕掛けた。三塁走者を追いかけ、三塁手めがけて投げたボールが走者のヘルメットに「ポーン」と当たった。走者2人がかえり、逆転負けした。

 「試合に勝つのはレギュラー、ベンチ、スタンドみんなの力。でも負けるのは一人のエラー」。教師になって2年目で本郷工の監督に就任してから、選手に伝え続けてきた。「ミスが出るのはしょうがない。ミスが出ても他の部員が納得するくらい、日々の練習を一生懸命やろう」

 昨年からのコロナ禍で、選手たちは野球が思い通りできない時もあった。「練習ができる今を大切にしてほしい」とエールを送る。指導者になって44年。高校球児とふれ合う日々は「習慣」になった。「生徒たちと関わっていると、気持ちも元気になる」。健康でいる限り、今後も高校野球に携わりたいと思っている。

     ◇

 育成功労賞は例年、全国49人の受賞者のうち8人が甲子園で表彰されるが、昨年は新型コロナウイルスの影響で大会が中止に。今年は昨年度の受賞者も含む計16人を紹介するセレモニーが予定されたが、連日の雨の影響で中止になった。

 広島からは昨年度受賞者の丸小俊一さん(65)が参加予定だった。安佐北高校(閉校)、美鈴が丘高校、基町高校野球部の元責任教師で、現在は県高野連の評議員を務める。受賞をうけ、「このような栄えある賞をいただいたことは、望外の喜びで感謝に堪えません」などとコメントを寄せた。(三宅梨紗子)

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