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三重、下級生の躍動と3年生の意地 異例の夏を糧に次へ

2021年8月26日09時00分 朝日新聞デジタル

 7年ぶり13度目となる夏の甲子園に挑んだ三重。今夏はコロナ禍での制約や度重なる雨天順延で、調整の難しい大会となった。それでも選手たちは、堅い守備と最後まで諦めない攻撃で全力プレーを見せた。

 三重の初戦は20日。当初の予定よりも6日遅れた。樟南(鹿児島)を相手に、2年生エースの上山颯太君が躍動した。変化球を低めに集めて粘投し、被安打7で完封。四回には自らの中前適時打で2点目を挙げ、2―0で接戦を制した。

 勝因の一つは、試合の日程が変更されても、気持ちを切らさなかったことだ。主将の池田彪我(ひゅうが)君(3年)は初戦前の取材で「みんな甲子園を待ちわびている」と力強く話した。室内練習場が使えないときには、宿舎の地下駐車場で素振りしたり、筋トレをしたりしながら調整を重ねたという。

 3回戦は、強打を誇る敦賀気比(福井)との対戦。初回に打者11人の猛攻で5点を奪われ、一気に流れをつかまれた。

 だが、序盤の失点以降、3年生が意地を見せた。二回から継投した左腕の辻亮輔君(3年)は、立ち上がりで1失点したものの、三回以降は六回まで無失点でつないだ。また、八回表無死一塁の場面では、4番の池田君が左翼ポール際への2点本塁打を放った。この試合、3―6で敗れたが、最後まで健闘したと思う。

 新型コロナウイルスの影響で出場を辞退するチームが出る中、福井出身の品川侑生君(3年)は特別な思いで、甲子園に臨んだ。

 福井大会を出場辞退した福井商には、品川君が中学時代に所属していた野球チームの仲間が3人いた。その仲間からは「絶対に甲子園に行ってくれ」とメッセージが届いたという。「元チームメートの思いも背負って頑張りたい」。自分に言い聞かせるように語ってくれた姿は印象的だった。

 異例続きの夏だったが、エースの上山君を中心に、下級生が次につながる活躍をした。ベンチ入りした下級生6人はもちろん、アルプスから見守っていた1、2年生の部員たちにとっても、この夏の経験は大きな糧となったはずだ。(岡田真実)

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