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7分間に凝縮された魅力 甲子園の勝負は試合前から

2021年8月25日12時32分

 (25日、高校野球選手権大会 智弁学園7-1日本航空)

 試合より楽しみ、と言ったら大げさかもしれないが、試合前のシートノックを見るのが好きだ。

 わずか7分間。だが、そこに、それぞれのチームの特徴や日頃の練習ぶりが凝縮されている。

 この日の第1試合を戦った日本航空は、それぞれの守備位置につくと全員で腰を深く落とし、「おおー」と声を張り上げた。甲子園でもいつものルーティンで、緊張をほぐしたのだろう。対する智弁学園はフライに時間を割いた。朝から浜風が強かった。

 天候や時間帯によって、甲子園のグラウンドとその上空は表情を変える。守備には好不調の波がないとよく言われるが、長年、プロ野球阪神で遊撃手として活躍した鳥谷敬(現ロッテ)は、「守備にも調子がある。それを試合前のノックで確認している」と言っていた。

 日本航空はピンチで2度、内野ゴロで併殺を完成させた。落ち着いていたのは、入念な準備の成果だろう。

 シートノックは相手を分析する貴重な時間でもある。捕手や野手の肩の強さ、中継プレーの動き方などを確認し、とくに三塁コーチは腕を回す判断材料を集めている。そう、試合の前から勝負は始まっているのだ。

 ちなみに、甲子園でのノックは打つ方も緊張する、と多くの指導者から聞く。腕が試されるのが、ノックの締めとなる捕手へのフライだ。真上に打つのは難易度が高く、スタンドからの注目も浴びやすい。監督として春夏通算14回目の甲子園となる智弁学園の小坂将商(まさあき)監督は、難なく一発で成功させた。さすがだった。(山口裕起)

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