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二松学舎大付「らしさ」貫いた延長戦 攻めの姿勢崩さず

2021年8月24日17時21分 朝日新聞デジタル

 (24日、高校野球選手権大会 京都国際6-4二松学舎大付)

 3点を追う九回裏、二松学舎大付の攻撃は主将で4番の関遼輔(3年)から始まった。「負けない。絶対に打つ」。3球目を左前へ運ぶと、続く浅野雄志(同)は死球で出塁。秋山正雲(同)の右飛で1死二、三塁とした。

 次打者は桜井虎太郎(同)。「みんながつないでくれた。まだ終わらせたくない」。3球目を強振すると、打球は大きな弧を描いて左翼席中段に飛び込んだ。拳を突き上げてベンチの仲間に応えた。

 「迷惑をかけてばっかだったので、あそこでなんとか追いつきたかった」。東東京大会では5番を打った。しかし、打撃がふるわず、準決勝はスタメン落ち。「チームに貢献できない自分が情けなくて」。決勝は9番だった。下位打線の方が気負わず自分の打撃ができるだろうという、市原勝人監督の配慮だった。

 監督の思惑通り、桜井は決勝で適時打、甲子園入り後、初戦でもチーム初安打となる二塁打を放った。打順が9番から7番に上がり、この日の3点本塁打につながった。

 試合は、今大会初の延長戦にもつれ込んだが、十回表に2点を奪われ、そのまま試合終了。しかし、桜井は本塁打、初戦で無安打だった関は4打数3安打。秋山は、苦しみながらも最後まで攻めの姿勢を崩さなかった。市原監督は「今年のチームの『らしさ』が全て出ていた。中だるみしてみたり、最後の最後で同点に追いついてみたり。選手たちとの1年間が凝縮された試合でした」。穏やかな表情で振り返った。(御船紗子、玉木祥子)

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