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結成2カ月、11人でつかんだ初の全国 軟式野球選手権

2021年8月25日07時00分

 第66回全国高校軟式野球選手権大会(日本高校野球連盟主催、朝日新聞社、毎日新聞社など後援)が25日、各地区を勝ち抜いた16チームが集い、兵庫県で開幕する。

 札幌山の手は唯一の初出場校だ。選手はわずか11人。甲子園を目指す夏の全国高校野球選手権南北海道大会で、ベンチ入りがかなわなかった硬式野球部の3年生9人と2年生2人でチームをつくり、6月上旬から活動を始めた。

 「ユニホームを着てプレーするチャンスを与えたい」。硬式野球部の指導者たちのそんな思いから結成された。4月に軟式への転向を促された倉部匠主将は悔しさと驚きがあったが、「逆に軟式で結果を残そう」と奮起したという。

 選手たちは当初、軟式球の特徴に慣れるのに苦労したという。縫い目がないため、投げる際に指をかけにくい。球の下側を打てばほとんどフライになってしまい、中心より上をたたく意識を持つ必要があった。打球はよく跳ねるため、外野は硬式の守備位置よりも前で守るといったポジショニングの違いにも戸惑った。

 新型コロナ禍で対外試合が出来ない中、頼りになったのが硬式野球部の3年生たちだ。7月4日に南北海道大会の札幌地区代表決定戦で敗れた後、紅白戦の相手をしてくれた。倉部主将は、硬式の富樫翔貴主将から「もっとバットを短く持ったら?」「体が開いてたよ」と打撃面の助言ももらった。

 道大会4試合中3試合で、10点差以上の差をつけて快勝した。倉部主将が勝因の一つに挙げるのが「試合に溶け込んでいる感覚」だ。11人しかいないため、プレーだけに専念するわけにいかず、バットボーイ、ベースコーチと大忙し。まさに“全員野球”でグラウンド内を動き回るため、打席に立って、守備位置についても、必要以上に緊張しなかったというわけだ。

 渡部創太監督(22)はこの春、札幌山の手に教員として赴いたばかり。硬式野球部のOBで二塁手だった。3年春の道大会初戦で自らの失策をきっかけに敗れた経験から「1球1球、丁寧にプレーすることの大切さ」を選手に説く。

 選手たちは硬式野球に専念していた頃に比べて、活発に意見を交換し、プレーでも成長を遂げた。倉部主将は「軟式に切り替えたことに後悔はない。北海道の代表として精いっぱい頑張りたい」と意気込んでいる。

 初戦は25日、今大会最多31回目出場の作新学院(北関東・栃木)と対戦する。(高橋健人)

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