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甲子園に行けなくても 大阪桐蔭吹奏楽部、球場外で応援

2021年8月23日13時50分 朝日新聞デジタル

 (23日、高校野球選手権大会 近江6-4大阪桐蔭)

 大阪桐蔭吹奏楽部の尾鷲春門(はると)君(3年)は23日午前、自宅でトランペットを手にとり、甲子園で試合をする野球部をテレビ中継を見ながら応援した。

 「新型コロナに負けず、応援はできたんだという体験を心に刻んでほしい」と、吹奏楽部の梅田隆司監督(69)。部員をテレビ会議システムでつなぎ、みんなで試合を見守った。

 尾鷲君は中学3年の頃、甲子園で応援する吹奏楽部の動画をインターネットで見て衝撃を受けた。「あんなに広い球場で、こんなに迫力のある音を出すのはすごい」。そこから大阪桐蔭に進学すると決めた。

 入学後は、その練習量に圧倒された。休日は9時間以上。アルプス席で演奏する夢があったから、厳しい練習にも耐えられた。

 ところが、一昨年の夏は野球部が大阪大会で敗れ、昨年は新型コロナの影響で選手権大会が中止に。昨夏は吹奏楽コンクールもなくなり、「目標が全て消えてしまった」。今夏、野球部が2年ぶりの大会で甲子園の切符をつかんだ時は、気持ちが舞い上がった。

 大会では当初、吹奏楽部員は50人までアルプス席で演奏できた。選手に大きな音を届けるため、音が繊細な木管楽器が外れ、金管楽器担当の尾鷲君はメンバーに選ばれた。だが、全国で感染が急拡大し、吹奏楽部員らも入場できなくなった。各校は録音した応援曲を球場で流している。

 試合は近江(滋賀)に4―6で惜敗した。尾鷲君は「必死にプレーをしている野球部を見て、僕たちも心が熱くなった。この状況で吹奏楽部のみんなと応援できたのは最高の思い出です」。吹奏楽部の活動は来年3月まで続く。

 甲子園は全国の吹奏楽部員の多くにとっても「夢の舞台」だ。

 前橋育英(群馬)の吹奏楽部員は現在71人だが、8年前は半分の35人だった。顧問の深沢準一教諭によると、野球部が2016年から5大会連続(昨年は中止)で夏の甲子園に出場するのに伴い、「甲子園で演奏したい」と入学・入部する生徒が増えたという。

 19日の初戦は球場で応援できた。部長の高柳萌衣那(めいな)さん(3年)は2年前の夏に続き、2度目のアルプス席。「1日だけでも甲子園で生の音を届けられてうれしかった。今の状況では来年もどうなるかわからないけど、後輩たちが甲子園のスタンドで演奏できることを願っています」(安井健悟、中村瞬)

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