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専大松戸、ダブルエースの夏終わる 初の甲子園1勝導く

2021年8月23日09時50分 朝日新聞デジタル

 (22日、高校野球選手権大会 長崎商6-2専大松戸)

 何度とあった苦しい試合でも支え合い、千葉大会からチームに勝利をもたらしてきた、専大松戸のダブルエースの夏が終わった。

 2―2の同点で迎えた五回裏。背番号11番、先発の岡本陸投手(3年)は1死一、三塁のピンチに立たされていた。丁寧にインコースをつく落ち着いた投球で、4番打者を空振り三振に打ち取る。しかし、続く相手打者も食らいついてくる。内野安打で勝ち越され、次打者にもライト前へ適時打を打たれた。

 2死一、三塁でマウンドは深沢鳳介(おうすけ)投手(同)に引き継がれた。「ごめん」。走者を背負ったままマウンドを譲ることを謝る岡本投手に、「いいよ」。深沢投手は笑って答えた。

 岡本投手はこの日が初めての甲子園のマウンドだった。今春の選抜大会で登板したのは、昨秋から背番号1を背負う深沢投手。負けはしたが、強豪相手に好投する深沢投手の姿に、憧れの甲子園で投げられない悔しさをかみ締めていた。

 秋から冬にかけては直球と変化球の精度アップに取りくみ、ウエイトトレーニングで6キロ増量。選抜大会以降は両親が撮影した自らの投球映像で悪かった投球を何度も見返し、なぜ打たれたのかを分析した。

 選抜大会以降は登板機会も増えた。春季関東大会決勝では深沢投手を温存したまま、岡本投手を中心に好投し、優勝を決めるなど、場数を踏んで自信をつけた。

 千葉大会決勝では、相手打線につかまった深沢投手を岡本投手が好救援し、延長十三回までを力投。「もう深沢のチームとは言われない。うちはダブルエースです」と持丸修一監督がうなる成長ぶりを見せた。

 再びの甲子園。初戦で優勝候補の明豊を相手に完封勝利を決めた深沢投手を見て、「自分もやってやるぞ」という気持ちでマウンドに上がった。救援した深沢投手も相手の流れをとめられず、「自分たち投手陣のボールのつめの甘さが差だった」と悔やんだ。

 しかし、初の関東大会優勝、初の甲子園1勝というチームの新たな歴史を築けたのは、ダブルエースの存在が大きかった。試合後、岡本投手は「深沢に自分も追いついて追い越さなきゃという気持ちでやってきた。深沢の存在がなかったら自分はここまで成長しなかった。深沢に感謝したい」。(竹中美貴)

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