スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

神戸国際大付が3回戦進出 夏の甲子園2勝は初めて

2021年8月23日09時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催、阪神甲子園球場特別協力)で、兵庫代表の神戸国際大付は22日、2回戦で高川学園(山口)に4―3で逆転勝ちした。第12日(25日)の3回戦で長崎商と対戦する。

 神戸国際大付は一回、阪上翔也君(3年)の2ランで先制。五回に逆転を許したが、七回に代打の勝木力輝斗君(3年)が同点適時打、阪上君が決勝打を放った。阪上君は被安打6で完投した。夏の甲子園で2勝をあげたのは、3回目の出場で初めて。選抜では、2005年の第77回大会で3勝して4強入りした。

     ◇

 1点を追う七回裏の神戸国際大付。1年の入寮時からずっとルームメートの2人が、それぞれの仕事をきっちりこなして同点に追いつき、勝ち越しにつなげた。

 まずは途中出場の関悠人(はると)君(3年)。無死二塁の場面で、フルカウントから送りバントを決め、走者を三塁に進めた。そして「勝負強いアイツなら打ってくれるはず」。次の打者を信じて、疑わなかった。

 打席には、代打の勝木力輝斗(りきと)君(3年)。「関が仕事を果たしてくれた。やってやるぞ」

 2ストライクから、4球目。外角直球をしっかり芯で捉えると、快音が響いた。打球は相手投手のグラブをはじき、同点となる中前適時打。ベンチの関君は鳥肌が立ったという。

 「『同部屋魂』の仲」。2人は、こう呼び合う関係だ。部員約50人が生活する寮では、2人の入寮後4回ほど部屋換えがあった。2人だけは、なぜか、ずっと同じ部屋が続いている。

 「背番号8を背負って甲子園に臨めるのは力輝斗のおかげ」。関君は言う。投手として入部したが、1年秋に野手転向を打診された。悩んでいた時に決断できたのは、勝木君が相談に乗ってくれて背中を押してくれたからだった。

 勝木君もまた、関君に励まされてきた。昨冬、思うようなスイングができず、思い悩んで部屋で涙した。「関は黙って部屋を出て行ってくれて……。すごく、ありがたかった」。守備のミスが不安だと漏らした兵庫大会決勝前も、「エラーしてもいいからって、思い切ってやってみたら」と勇気づけてくれた。

 今大会期間中は神戸市内の宿舎に入っているが、2人はここでも同部屋。「明日頑張ろうな」「絶対打てよ」。この試合の前夜も互いを鼓舞し合った。

 勝木君は七回裏、阪上翔也君(3年)の適時打で生還し、決勝のホームを踏んだ。ベンチで一番に迎えたのは、もちろん関君。「よう打った」と相棒をたたえた。「力輝斗の活躍は自分のことのようにうれしい」

 「同部屋魂」の絆が勝利を呼び込み、神戸国際大付が3回戦に駒を進めた。(西田有里)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ