スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

盛岡大付、沖縄尚学を破る 3回戦は25日の第4試合

2021年8月23日09時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権大会第9日の22日、盛岡大付は沖縄尚学(沖縄)と対戦し、4―0で破った。四回に中軸の連打で先制、八回には小針遼梧(とおご)君と新井流星君の本塁打で試合を決めた。エース渡辺翔真君は八回2死まで走者を出さず、2試合続けて完封した。3回戦は25日の第4試合で、大阪桐蔭(大阪)と近江(滋賀)の勝者と対戦する。

     ◇

 中学から6年間、同じチームで競い合ってきた小針遼梧君(3年)と松本龍哉君(同)が、チームを勝利に導いた。

 四回裏無死一、二塁、4番の小針君に打順が回ってきた。沖縄尚学のエース當山渚君(同)は今夏、沖縄大会から甲子園初戦まで無失点の好投手だ。

 1打席目では内角の直球に詰まらされ、内野ゴロに倒れていたため、今度はホームベースから一歩離れた位置で構えた。

 ボール球を見切り、3球目。緩く入ってきた変化球を鋭く振ると、打球は三遊間を抜ける。先制点をもぎ取った。

 中学3年のとき、同じ郡山ボーイズ(福島)でプレーしていた松本君に、盛岡大付のオープンスクールへ誘われたのが、入学のきっかけだった。

 ボーイズでは自分が4番で松本君が1番。でも、松本君はボーイズリーグの日本代表に選ばれ、世界大会にも出場したほどで、実力は一枚上だった。

 仲間だけどライバル――。松本君が盛岡大付への入学を決めたと聞き、心強さを感じたが、「またこいつに負けるのかな」との思いもよぎった。

 実際、松本君は1年からレギュラーに入ったが、自分は2年秋からだった。

 「人と同じことをしてもうまくならない」。野球部寮で誰よりも早い午前5時半に起き、素振りのフォームを30分間確認するのが習慣になった。

 さらに2年の冬には、「やれることは全部やろう」と、吹雪のなか凍るほど冷たい鉄棒で懸垂し、血が出てもバットを振った。「無理だと思った先が自分を強くする」。そう言い聞かせて、耐え抜いた。

 岩手大会では打率5割に達したが、本塁打を放てず、結果に納得できなかった。「結果が出るまで続けよう」。重ねてきた努力が大舞台で花開いた。

 八回裏は低めのスライダーを大きく振ると、レフトスタンドへ。待望の本塁打で勝利を決定付けた。試合後、「次もパワーで押し勝つ」と笑顔を見せた。

 一方の松本君は初戦、無安打に終わっていた。ボール球に手を出し、体が開いていた。分かっているのにうまく修正できず、この日が少し怖くもあった。

 「思いっきり楽しんでいこう」。そう考えて臨んだところ、結果は4打数4安打。六回表は安打性の当たりを好捕してアウトにし、三塁手としてもチームをもり立てた。

 「一緒に甲子園に行こうと話していた小針が勝負強いバッティングをした。自分も負けていられない」。

 ライバルの姿に、次戦への闘志をのぞかせた。(西晃奈)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ