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現校名に変わり夏の甲子園初勝利 石見智翠館が初戦

2021年8月22日09時00分 朝日新聞デジタル

 【島根】第103回全国高校野球選手権大会で、予定より6日遅れの初戦を迎えた石見智翠館は21日、2回戦で弘前学院聖愛(青森)を4―3で破り、現在の校名に変わってから夏の甲子園初勝利をあげた。次戦は24日の第4試合(午後3時半開始予定)で、日大山形と対戦する。

     ◇

 ◎…石見智翠館が終盤の一発で均衡を破り、県勢として9年ぶりとなる初戦突破を果たした。

 2点を追う三回、先頭の関山の左前打と山崎凌の四球などで1死二、三塁の好機をつくると、上の強烈な当たりが遊撃手の横を抜ける二塁打となり、同点。八回は岡田の右前打と上の犠打で1死二塁とし、宮本が左翼席へ飛び込む2点本塁打を放ち、勝ち越しに成功した。

 先発した山崎琢は、立ち上がりは球が高めに浮いたが、二回以降は徐々に立ち直り、力のある直球と得意のスライダーを武器に完投。九回の無死一、二塁のピンチには、一塁手伊藤が見事なバント処理で三塁封殺。堅い守備で勝利をつかみ取った。

     ◇

 石見智翠館の1番打者・関山和(なごみ)君(3年)は、小さく笑みを浮かべて最初の打席に立った。1年生で出場して以来の甲子園。「帰ってきた感じがして、楽しくて」

 2年前、自分に注がれた大観衆の視線、迫力のある声援。仲間には、何度もそんな話をしてきた。甲子園への思いは人一倍強かった。「みんなにとっては夢の舞台、自分にとっては絶対に戻る場所」

 当時、隣には兄がいた。主将で1番打者だった愛瑠斗(あると)さん(19)。兄弟で二遊間を守った。「憧れの存在」と素直に話す。

 だが、兄のようにチームを引っ張る存在になろうと臨んだ島根大会。思いが重圧となり、いつもの調子が出ない。様子を察した末光章朗監督は「背負うもん一回下ろして、本気で野球を楽しめ」。その言葉で気持ちが楽になった。

 この日は2点を追う三回、「ここで出塁して、流れに乗せられたら」と入った打席でチーム初安打を放ち、同点に追いつくきっかけをつくった。七回の守備でも、一塁側ファウルグラウンドにあがった飛球を滑り込んで好捕するなど、攻守に躍動した。

 「高校に入って、顔つきもしっかりして大人になった」と弟を見る愛瑠斗さん。スタンドから活躍を見守り、「島根大会から悪いところを修正して打席に立てていてよかった」と喜んだ。

 2年前は初戦敗退だったが、「お兄ちゃんの分も」と言って臨んだ夏の甲子園で1勝を果たした。

 「『暴れてこい』と言われ、思い切ってやった。次も持ち味を出して楽しんでやりたい」(榊原織和)

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