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「つなぐ」伝統 後輩へ託して 新潟・日本文理

2021年8月22日09時00分 朝日新聞デジタル

 2年ぶり開催の夏の甲子園に出場した日本文理(新潟)は20日、敦賀気比(福井)との初戦に挑み、6―8で惜敗した。序盤に6点を失ったが、中盤以降は伝統の「つなぐ野球」で猛追し、北信越王者をあと一歩のところまで追い詰めた。県勢4年ぶりの初戦突破はかなわなかったが、投打で2年生が活躍し、来年につながる敗戦となった。

 悪天候などによる相次ぐ順延で、日本文理の初戦は予定から6日遅れとなった。感染対策のため、1日2時間の練習を除けば、大半の時間をホテルで過ごした。心身ともに調整が難しい中、敦賀気比の研究やストレッチなど一人一人が工夫をしながら初戦に臨んだ。

 その成果が出たのは、この日が誕生日の6番玉木聖大(しょうだい)君(2年)。四回裏1死一塁、甘く入ったスライダーを見逃さず、左翼本塁打。序盤の大量失点で相手に行きかけた流れを引き戻す一打となった。「6日間で対策を立て、狙い球を決められた」と語った。

 登板した2投手はともに2年生。先発した田中晴也君(2年)は立ち上がりに失点したが、中盤以降は持ち直し、直球を主体にした投球で8回7奪三振。自己最速の147キロを記録、今後の成長に期待だ。継投した村越仁士克(にしか)君(同)は最終回を無失点に抑えた。受ける捕手も2年の竹野聖智君。「自分が晴也のいいところを引き出せなかった」と敗戦の責任を背負いこんだが、4打数2安打1打点。二盗を阻止するなど攻守でもり立てた。田中君、竹野君はともに「来年、甲子園にかえってくる」と口をそろえた。

 3年生も奮起した。4点を追う九回、安打で出塁した先頭の土野(はの)奏君(3年)が二盗。続く塚野太陽君(同)の安打で三塁に進み、暴投で判断よく生還した。4番の渡辺暁仁(あきと)主将(同)は「何が何でも食らいつく」と四球を選んでつなぎ、続く岩田大澄君(同)が左前適時打で2点差に迫った。塚野君は「最後まで諦めずに全員でできた」。九回2死から5点を挙げ、中京大中京(愛知)を1点差まで猛追した2009年夏の決勝を想起させる攻撃だった。

 試合後、渡辺主将は晴れやかだった。「最終回の粘りで練習の成果を出せた。『勝ち』という最高の結果にはならなかったが、やりきった」。チームには「力がある」下級生が残り、伝統のつなぐ打線も引き継がれる。一翼を担う玉木君は「この一戦でもらった経験を新チームで生かしたい」。鈴木崇監督は「甲子園の借りは甲子園で。(今日の試合は)これからの糧になる」と語った。(小川聡仁)

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