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智弁学園・前川、甲子園4度目 重圧はねのけ待望のHR

2021年8月21日21時08分 朝日新聞デジタル

 (21日、高校野球選手権大会 智弁学園5-0横浜)

 3点リードの六回無死一塁。3ボールからでも、智弁学園の前川(まえがわ)右京が待つことはなかった。

 相手はストライクがほしいはず。直球が来ると読んだ。狙い通りにストライクゾーンに来た球を思い切りたたき、バックスクリーン左へ。勝利を確信させる一発に、右手を突き上げた。

 「やっと打てた。安心しました」

 胸をなで下ろしたのにはわけがある。1年夏に4番打者として甲子園に出場。高校通算35本塁打、公式戦でも10本の柵越えを数えるプロ注目の左の強打者だ。

 昨夏の交流試合も含めて聖地でのプレーは4回目になる。だが、甲子園では「打ちたい気持ちが強すぎた」。これまで本塁打が1本も出ていなかった。

 力む前川に、今春の選抜大会では、小坂将商監督はあえて「バックスクリーンに打とう」と声をかけた。結果は、3試合で10打数2安打2打点。準々決勝の明豊戦では好機で併殺打に倒れ、4―6で敗れた。

 大会後、反省した。

 「打てない日も来る。チームを盛り上げられるように、(気持ちで)自分が沈まないようにしよう」

 肩の力を抜くことを心がけるようにした。

 迎えた最後の夏。1回戦は内野安打2本だったが、もう焦らなかった。次の試合に向け、打撃フォームを見直した。前脚を踏み込みつつ、頭はぶれないように練習に取り組んだ。

 落ち着いて取り組んだ成果は出た。この日は「相手にプレッシャーを与えるため、一番いい打者を(先頭に)置いた」(小坂監督)と1番での起用。四回には、あと数十センチでスタンドインという先制の中越え2点適時打。そして、待望の一発。3安打4打点で応えた。

 ただ、最後の打席は、2死満塁で見逃し三振した。「あそこでもう1本打てたら、楽な試合運びになったと思う。次戦に向けてしっかり準備したい」。焦らず、喜びすぎず。こんな姿勢にこそ成長があった。(大坂尚子)

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