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甲子園球児、次の夢は恐竜学者 周りも認めた両立する力

2021年8月22日06時50分 朝日新聞デジタル

 (21日、高校野球選手権大会 新田3-5日本航空)

 新田の菊池優希冶(ゆきや)は恐竜が大好きだ。大きくて強そうな姿が格好いい。子どもの頃から恐竜のおもちゃで遊んできた。お気に入りはトリケラトプス。「草食なのに肉食恐竜に対抗できるから」。今は、謎の多い恐竜がどんな姿をしているのか、骨格や化石を見て想像するのが楽しい。

 希望の高校には進めなかった。甲子園経験がある新田へ進んだのは、勉強と野球が高いレベルで両立できる環境が整っていたからだ。チームで特進クラスに在籍するのは自分ひとり。授業や補習が多く、いつも1時間以上遅れて放課後の練習に加わった。

 宿題もたくさん出る。練習から帰宅して、徹夜しなければ終わらないときもあった。「勉強のストレスは野球で発散して、野球でスランプに陥ったら勉強で気を紛らわせた」。練習量の少なさを補うため、早朝の学校でのトレーニングが日課になった。

 控え投手で、右横手からのフォークが決め球だ。この夏の大会は部員の投票でメンバーを決めた。「やれるだけのことはやった」。ベンチ入り。力を認めてくれたのがうれしかった。

 背番号10をつけた甲子園。この日は四回、日本航空に先制され、ブルペンに向かった。愛媛大会は1試合も出ていない。高揚感で投球練習は力が入った。ワンバウンドしたり、高めに浮いたり。マウンドには立てなかったが、「チームの戦力になれたのは誇りに思う」。

 甲子園にたどり着いて、夢をかなえる自信がついた。次の夢は学者になること。「個人の力が試される。厳しいけど頑張りたい」。恐竜について研究を続けて、その魅力を多くの人に伝えるつもりだ。(辻健治)

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