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智弁学園―横浜 勝敗を分けるのは? 両監督に聞いた

2021年8月21日09時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、智弁学園は21日午後3時半開始の第4試合に登場し、横浜(神奈川)と対戦する。勝敗を分けるポイントやカギを握る選手などについて、智弁学園の小坂将商監督(44)と横浜の村田浩明監督(35)にそれぞれの担当記者が取材し、対談形式でまとめた。(米田千佐子、黒田陸離)

     ◇

 ――初戦の手応えとチームの状態はいかがですか。

 智弁学園・小坂 奈良県大会同様、初戦でも思っている野球がでたのはよかった。植垣のトラブル(死球で上あごを骨折)があってどうなるかわからないが、何とか策を練りたい。

 横浜・村田 九回2死まで野球はわからないということを、甲子園で目の当たりにした。最後まで諦めないという心構えは作れた。

 ――相手チームの印象は。

 小坂 伝統ある有名な高校。今年はいつもと違い、若いチームだと思うので、うちの経験豊富な3人(西村、小畠、前川)がどれだけチームを引っ張れるかだ。

 村田 投打ともに実力のあるチーム。投手が非常にいいので、突破口をどう開いていくかだ。

 ――相手チームで注目する選手は誰ですか。

 小坂 1番打者の緒方君。サヨナラ本塁打も打って、1年生。勢いをつけるのは彼じゃないか。中軸もしっかりしている。金井君や立花君の前に走者を出さないことだ。投手は継投してくると思うので、色んな形を考えておかないと。春の選抜大会の明豊戦で、3回ずつの継投でやられているので。

 村田 西村君、小畠君の投手2人だ。打者は主将の山下君が非常にいい打撃をしているので、前に走者を置かないようにと思っている。

 ――チームが勝つためのキーマンは誰でしょうか。

 小坂 甲子園というグラウンドで野球ができるのだから、一試合でも多く、全員が活躍できるようにもっていきたい。

 村田 初戦はチームがバラバラで、甲子園でプレーが変わった選手もいた。ワンチームで、全員出場させるつもりで準備をしている。投手も誰を使うかを、相手打線から分析したいと思う。

 ――理想の試合展開を教えてください。

 小坂 最少失点に抑え、取れる時に点を取りたい。どういった形でも相手より1点多く取って、勝ちにこだわってやりたい。

 村田 適任の投手をしっかり仕上げ、守備からのリズムでチャンスをものにして、9回を戦い抜くことを徹底したい。

 ――次戦への意気込みをお願いします。

 小坂 相手に不足ないので、全員で束になって向かっていきたい。

 村田 雨天で順延でも思った以上に練習はできている。チャレンジャー精神で挑んでいきたい。

     ◇

 奈良県勢と神奈川県勢の夏の対戦はこれまで8回あった。奈良県勢は1勝7敗と大きく負け越している。唯一の勝利は、10年前の智弁学園と横浜との3回戦だ。終盤までリードされていた智弁学園が九回に逆転した。

 2011年8月15日午後4時11分、智弁学園の先攻で始まった。横浜の先発はエースで現中日の柳裕也(2年)だった。直球主体の投球の前に、八回までの6イニングで三者凡退。計3安打1点に抑えられていた。智弁学園の先発は元オリックスの青山大紀(同)。3番を打ち、投打で支えた。この試合は小刻みに点を奪われ、五回までで4失点。だが中盤以降、徐々に調子を上げていた。

 1―4で迎えた九回表、試合は動いた。

 智弁学園の先頭の浦野純也(同)が中前安打を放ち、柳が降板した。その後、2死一、三塁から中前安打でまず1点を返した。

 その後、2死満塁で打席に立ったのは、控え投手で伝令役も務める代打の西村竜治(3年)。その夏、初打席だった。「俺で試合は終わらせない」。1ボール2ストライクからの4球目。スライダーを打つと、右前に落ち、2者生還で同点に。西村は両手を突き上げ、大声援はさらに沸き上がった。

 なおも四球で2死満塁。奈良大会から初戦まで4番を務め、この日は1番だった大西佑季(同)が夢中でバットを振ると、打球は三遊間を抜けた。2者生還で勝ち越し。これが決勝点となった。この回、投手5人に対し、打者13人7長短打で8点の猛攻だった。完投の青山は六回以降、三塁を踏ませなかった。

     ◇

 横浜戦に臨む智弁学園の選手たちに意気込みなどを聞いた。

 選手は、大阪市の宿舎から五條市の学校に戻って練習を重ねている。雨の影響で当初17日の予定だった2回戦は21日に順延。練習を休む日も作り、雨の日は室内練習場で打撃中心の練習をしているという。

 奈良大会で6割強の打率を残した谷口綜大(そうた)右翼手(3年)は「一日一日を無駄にせず何が大切か考えて練習しないと」と話す。1995年夏の甲子園で4強入りした父の禎晃(よしあき)さん(44)と同じく、堅守が持ち味の竹村日向(ひなた)二塁手(3年)は「ただ練習するんじゃなくて、残り数少ないと思って取り組んでいる」。

 横浜は神奈川大会で6投手が登板した。甲子園の初戦は背番号5の宮田知弥(かずや)選手(3年)とエースナンバーを背負う杉山遥希選手(1年)の継投だった。主に上位打線を打つ岡島光星遊撃手(3年)は「しっかり外角をつく投球ができている」と分析している。

 横浜は緒方漣(れん)選手(1年)のサヨナラ3点本塁打で劇的な勝利を収め、勢いに乗る。初戦で4打数2安打4打点と活躍した森田空中堅手(3年)は「伝統校同士の対決。智弁学園の方が一回り上やぞと示したい」と意気込んだ。(米田千佐子)

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