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高松商の「新4番」、勝利に導く6打点

2021年8月21日09時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権大会に出場している高松商は、19日にあった初戦で作新学院(栃木)を10―7で下し、夏の甲子園で25年ぶりの白星をつかんだ。勝負を決めたのは、香川大会から好調の「新4番打者」の一打だった。(谷瞳児)

     ◇

 5点のリードが消え、6―6となった直後の八回裏2死満塁。勝ち越しの絶好機に、公式戦で初めて4番に座った藤井陸斗君(3年)の打席が巡ってきた。

 初球をファウル、2球目を空振り。相手右腕の大きく曲がるスライダーにタイミングが合わず、2ストライクと追い込まれた。

 ここから粘った。逆方向に打ち返す意識で食らいついた。7球目、低めのスライダーをすくい上げると、打球は浅めに守っていた中堅手の頭を越えて弾んだ。走者一掃の勝ち越し三塁打。4番の役割を果たし、歓喜するベンチに向けて拳を突き上げた。

 2点を返された直後の六回裏、「ヒーロー」になり損ねていた。2死一、三塁で回ってきた打席で3球三振。その後、チームは追いつかれ、「今度こそ」と悔しさを力に変えた八回の打席だった。

 「4番」は試合前、甲子園球場に向かうバスの中で長尾健司監督に告げられた。香川大会は5番打者で22打数11安打で8打点。その打力と勝負強さを買われた。「結果で期待に応えたい」。そう誓って臨んだ甲子園初戦で、2安打6打点と十分過ぎる結果で応えてみせた。

 「みんながチャンスを作って自分に回してくれた」。好機で巡ってくる4番打者の責任の重さを痛感した。決勝打にホッとしたのもつかの間、次戦での好打を控えめに誓った。「与えられた場所で最大限チームに貢献したい。次もチャンスで一本打てたら」

     ◇

 午後8時近くに終了したナイターの熱戦から一夜明けた20日、選手らは喜びをかみしめていた。

 この日予定されていた球場練習をキャンセルし、昨夜の疲れを取ることに専念。選手たちはリラックスした雰囲気で宿舎でトレーニングに励み、心身のコンディションを整えた。

 捕手として3投手をリードした山崎悠矢主将は「終盤はひとつのアウトを取るのが本当に苦しかった。試合が終わったときはホッとした」と振り返った。

 24日に控える3回戦の相手は、夏の甲子園25回出場で2度の優勝を誇る智弁和歌山。昨秋の県高野連招待試合では0―1で敗れた。

 長尾健司監督は「全てが自分たちより一枚上手。秋からさらに層が厚くなっている印象があるが、粘り強くついていきたい」と話した。

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