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やんちゃだった球児 変われた喜び、先生になり伝えたい

2021年8月20日20時29分 朝日新聞デジタル

 (20日、高校野球選手権大会 近江8-2日大東北)

 日大東北の星拳翔(けんしょう)は、複雑な境遇の子どもたちの力になりたいと思っている。ちょっとやんちゃな性格だった自分なら、それが出来る気がする。

 中学3年の夏休み、祖父に勤務先の児童自立支援施設の見学に誘われた。つらい家庭環境で育ったり、非行に走ったりした子どもが暮らしていた。どこかひとごととは思えなかった。

 小さい頃から周囲とぶつかってきた。おかしいと思ったら、黙っていられず、友だちとけんかになることも。マウンドでも災いした。ミスが出たり、調子が悪かったりすると態度に出た。宗像忠典監督は根気よく叱ってくれた。

 そんな自分だから出来たこともある。「1年生は売店でパンを買ってはいけない」「後輩は自転車を降りて先輩にあいさつをする」。野球部の変な慣習を理不尽に感じていた。最上級生になり廃止した。「誰も言えないことを言ってくれる」。頼られるのがうれしかった。

 一回1死、負傷交代したエースの吉田達也に代わって急きょ、登板した。自分の牽制(けんせい)悪送球をきっかけに失点し、本塁打も打たれた。もうふて腐れない。救援してくれた1年生の堀米涼太のもとへロージンバッグを届けるなど、チームを支えた。

 「高校生は3日で変われる」。宗像監督によく言われた。この2年半で自分も変われた気がしている。進学し、教員免許の取得をめざす。難しさを抱える子どものそばで働きたいから。(高岡佐也子)

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