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前橋育英、粘り見せた 京都国際に0-1 高校野球

2021年8月20日09時00分 朝日新聞デジタル

 【群馬】第103回全国高校野球選手権大会第6日の19日、前橋育英は初戦の2回戦で京都国際(京都)に0―1で敗れ、姿を消した。エース外丸東真(あづま)(3年)は8回を被安打4、失点1の好投。守備陣も再三の好捕を見せたものの、打線はあと一本が出ず本塁が遠かった。降雨続きで当初の予定より6日遅れの初戦となったが、選手たちは群馬大会と同様、甲子園でも「粘り強い野球」を体現した。

     ◇

 二回裏。エースの外丸東真(3年)は、先頭打者に警戒していた京都国際の4番・中川勇斗を迎えた。

 2ボール2ストライクからの5球目。捕手の要求通りにスライダーを投げ込んだ。だが、高めに入る。鋭く振り抜かれた打球は左翼席に飛び込んだ。

 「完全に失投だった」と振り返るこの一球が、勝敗を分けた。

 一回は連続三振を奪って三者凡退。「投手を中心に守備からリズムをつくる」。前橋育英が最も大切にしている姿勢だ。再三走者を背負いながら、甲子園でそれを体現した。

 群馬大会は全6試合で先発。決勝の健大高崎戦では12回を投げ抜き、強力打線を被安打4、失点1に抑えた。荒井直樹監督も、絶対的な信頼を置く。

 生命線はインコースのストレート。ベース付近に棒を立て、細かいコントロールを磨いてきた。「強打者でも、頭で考えて投げることで抑えられるのが楽しい」と言う。

 忘れられない試合がある。今春の県大会3回戦の太田戦だ。微妙にコントロールが定まらず、1イニングに4四球を出して降板。コールドで敗れた。

 外丸は翌日も自宅で泣いていた。「悔しさを忘れないために」と、この試合の映像を群馬大会の期間中だけでなく、関西入りしてからも見ていた。

 甲子園でも直球と変化球を織りまぜ、強力打線を相手に攻める姿勢を貫いた。被安打4、奪三振7。最少失点に抑えた。本塁打の後も気持ちを切らすことはなかった。

 荒井監督は「群馬大会と同じく、粘り強いいい投球だった」とたたえた。

 雨で順延が続いたが、外丸は「万全な体制で臨めた。実力不足」と言い訳はしなかった。だが、仲間が次々と「ナイスピッチ」と言葉をかけてくれると、涙が止まらなかった。(中村瞬)

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