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県岐阜商またも惜敗 わずかな「差」いかに埋めるか

2021年8月19日09時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権に出場した県岐阜商は15日の初戦で明徳義塾(高知)に2―3で敗れた。9年ぶり29回目となった夏の甲子園での古豪の戦いを振り返る。

 「早く試合がしたいなあ」。選手たちから何度もこの言葉を聞いた。初戦は3日連続で雨天順延。台風の影響による開幕日の順延を含めると、試合日は当初予定よりも4日も遅れた。

 難しい調整を強いられるなか、鍛治舎(かじしゃ)巧監督らは室内練習場の確保に奔走。短時間でもボールを使った練習をしたほか、選手たちもストレッチなど、できる限りのことをしてコンディションの維持に努めた。

 初戦はエース野崎慎裕(のりひろ)投手(3年)が先発した。岐阜大会では救援が多かったが、度重なる順延で、鍛治舎監督が1年春から公式戦で投げている「経験」を買って前日に決めたという。

 岐阜大会では3試合計14回3分の1を投げ、与四死球はわずか1の左腕だが、この日は五回までに4四死球と制球に苦しんだ。それでも、伸びのある直球を主体に粘りの投球で6回を2失点でまとめた。

 七回から救援した小西彩翔(あやと)投手(2年)も3三振を奪うなど力投した。ベンチ入りした投手は5人。お互いに「ライバル」でもあり、日ごろから切磋琢磨(せっさたくま)してきた。投手陣のレベルの高さは見せられたと思う。

 打撃面では明徳義塾の2投手の継投にかわされ、散発5安打。鍛治舎監督がめざした「打って打って打ちまくる野球」は体現できなかった。それでも1点を追う八回に松野匠馬(たくま)選手(3年)の右前適時打で同点に追いつくなど、決してあきらめない姿勢を貫いた。

 昨夏の交流試合、今春の選抜大会、そして今回の選手権大会に出場し、古豪復活の道筋がはっきりと見えた。一方で、選抜、選手権ともに強豪校に1点差のサヨナラ負け。交流試合も2点差の惜敗だった。

 鍛治舎監督は試合後に「練習で積み残した守備の課題がここ一番で出た」と悔やんだ。全国の舞台では一つひとつのプレーのわずかな「差」が勝敗を分けるのだろう。ベンチ入りした18人のうち、6人が1、2年生。甲子園での貴重な経験を生かし、このわずかな「差」を埋めていくことで、県岐阜商が掲げる「岐阜県勢の戦後初の優勝」につながると思う。(佐藤瑞季)

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