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降雨コールド負け 東海大菅生主将、仲間に「泣くなよ」

2021年8月17日14時09分 朝日新聞デジタル

 (17日、高校野球選手権大会 大阪桐蔭7-4東海大菅生)

 降り続く雨の中、ぬかるんだホームベース付近で、両チームの主将が頭を下げた。大阪桐蔭の池田陵真と東海大菅生の栄塁唯。午前10時半過ぎ、球審に降雨コールドを告げられた。

 「ここで試合はゲームセットだけれど、いい試合をしてくれた。甲子園で、また再戦できるように頑張ってください」

 大阪桐蔭の池田はこの試合、3安打の活躍。五回には左翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。勝ったチームの校歌は、降雨コールドで響かせられなかった。「次の試合で勝って必ず歌いたい」

 敗れた東海大菅生の栄は、代走で七回から出場していた。八回1死。「自分が打ってムードを作ろう」と打席に立ち、左前安打を放った。続く本田峻也の打球は遊撃へ。水たまりでボールが止まり、内野安打になった。1死一、二塁で3点差。「いけいけのムードだった。絶対、勝てると」

 しかし、この場面で、試合は中断した。32分後、降雨コールドが決まった。

 球審が言った。

 「申し訳ないけれど、グラウンドの状況が悪いから、試合終了とさせてもらう」

 栄はベンチに戻っても、涙をみせなかった。仲間には「泣くなよ」と声をかけた。

 「ああいう結果で終わってしまって、すごく悔しいけれど、泣かないとずっと決めていた。最後まで強い立場でありたい。自分が泣いたら他の人にも影響してしまう。だから我慢している」

 「日本一」を目標に掲げてきた東海大菅生は今春の選抜大会で8強入り。夏の西東京大会も危なげなく制し、甲子園に戻ってきた。

 雨の中で対決した大阪桐蔭をこう見ている。

 「今まで対戦したことがないくらい力のついたチームですごかった。日本一を狙うチーム。気遣いに攻守交代の早さ。甲子園のことをすごくわかっている」

 栄は一礼した後、池田に言った。

 「ここから、自分たちの分まで頑張ってくれ」

 池田は誓っている。

 「こういう形で終わったので、相手の気持ちも考えてこれから戦う」

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