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雨試合の鉄則は先取点、抜かりない大阪桐蔭 高嶋仁の目

2021年8月17日13時38分

 (17日、高校野球選手権大会 大阪桐蔭7-4東海大菅生)

■高嶋仁の目

 ぼくは智弁和歌山の監督だった2010年春の第82回選抜高校野球大会で、雨の試合を経験しています。3番の西川遥輝(現日本ハム)が2安打して勝った1回戦の高岡商(富山)。ぼくにとっては、監督として甲子園最多となる59勝目となった試合でもあります。

 この時、好投した藤井健(現パナソニック)は、実は力みがちな投手でした。それが足元が緩んでいるから、力いっぱい放れない。それがよかったんです。ええ具合に力が抜けて、ボールがかえって伸びました。

 雨が強くなった七回、東海大菅生の攻撃。3番堀町沖永(おきと)君が右中間に2点二塁打を放って1点差に詰めよりました。それまでは、やや力んだような打撃をしていましたが、この打席は力が抜け、ええ感じでバットが出ました。

 ただ、その裏、大阪桐蔭はきっちり2点をあげ、再び突き放しました。このあたりはさすがです。雨が予想される試合では、先に点を取ることが鉄則。先手、先手で相手に主導権を渡さなかった。

 それにしても、ええ打撃をしています。一回に花田旭君がバックスクリーンに打ち込んだ2ランは理想的な打ち方でした。甘い球をセンター方向にしっかり打ち返す。三回に左翼ポール際に突き刺した藤原夏暉君の一発も、決して強引な打ち方をしていない。バットのヘッドを残して最後に回すから打球が切れない。前田健伸君がセンター右に打った本塁打も同じです。みんな軸がしっかりしていて体が突っ込まない。

 送球する時は低いボールを投げるなど、大阪桐蔭は雨中の戦い方も徹底していました。西谷浩一監督に、ぬかりはないですね。そういえば、雨中の舞洲スタジアム(大阪)で大阪桐蔭と練習試合をしたことがありました。四回ぐらいで打ち切りましたが、こういう経験をしていくことも大切です。野球は自然との闘いでもありますからね。(前・智弁和歌山監督)

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