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大阪桐蔭、序盤の3HRで勝利 23年ぶり降雨コールド

2021年8月17日12時44分

朝日新聞DIGITAL

 (17日、高校野球選手権大会 大阪桐蔭7-4東海大菅生)

 激戦区を勝ち上がった注目の強豪対決。大阪桐蔭が、3本の豪快なアーチで主導権を握った。

 4番花田旭が口火を切った。一回2死二塁。ひざ元に入ってきたスライダーを芯で捉え、バックスクリーンへと放り込む先制2ラン。この春から4番に座る3年生は、「桐蔭の4番は一振りで流れを変えられる選手」と自身の役目を自覚していた。

 続いたのは2番藤原夏暉だ。三回の先頭打席で、ひざ元のスライダーを左翼ポール際に運んだ。勢いは止まらない。2死後、5番前田健伸が高めに浮いたスライダーを打ち返すと、打球は中堅右に吸い込まれた。

 3本とも同じ球種を狙った。データ班の分析を受け、西谷浩一監督は「(カウントを)取りに来る変化球を狙え」とチームに指示を出していた。

 雨脚が強まるなか、七回に東海大菅生に粘られ、一時は1点差に迫られた。しかし、中軸の勢いに引っ張られるように下位打線も奮起し、23年ぶりの降雨コールドゲームを制した。

 大阪大会7試合で87安打70得点。圧倒的な打撃力を誇るチームが初戦で快音を響かせた。6度目の頂点に向け、一歩前進だ。(高橋健人)

 ■全国高校野球選手権での降雨コールド試合

①第1回(1915年)   準決勝※京都二中1―1和歌山中         九回裏1死

②第14回(28年)      準決勝 松本商(長野)3―0高松中       六回表無死

③第15回(29年)      準決勝 海草中(和歌山)9―4台北一中(台湾) 八回表2死

④第18回(32年)      1回戦 早稲田実(東京)8―1秋田中      七回表2死

⑤第70回(88年)      1回戦 滝川二(兵庫)9―3高田(岩手)    八回裏2死

⑥第75回(93年)      2回戦 鹿児島商工3―0堀越(西東京)     八回表無死

⑦第80回(98年)      1回戦※専大北上(岩手)6―6如水館(広島)  七回裏2死

⑧第103回(2021年) 1回戦 大阪桐蔭7―4東海大菅生(西東京)   八回表1死

※は引き分け再試合に

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