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明徳義塾、サヨナラ底力 無失策の堅守で接戦勝ちきる

2021年8月17日09時00分 朝日新聞デジタル

 【高知】第103回全国高校野球選手権大会に出場している明徳義塾は大会3日目の15日、1回戦で県岐阜商に3―2のサヨナラ勝ちを収めた。3日続けての雨天順延を経て迎えた、甲子園常連校同士の対戦を無失策の堅守で勝ちきった。2回戦は20日の第2試合で、明桜(秋田)と対戦する。

     ◇

 1点先取された直後の六回1死二塁。同点の好機に打席に立った4番の加藤愛己(あいき)君(3年)は「来い、来い、来い」と甘い球がくるよう念じた。

 2ストライクと追い込まれながらも、相手の左腕エースが投じた直球に振り負けなかった。打球は右中間を破り、同点適時打となった。自らも三塁まで到達し、してやったりの表情でベンチの歓声に応えた。

 高知大会では「打てない4番」だった。15打席で4安打1打点。馬淵史郎監督が「うちは攻撃に軸がない」と漏らすたびに、耳が痛かった。

 研究熱心で負けず嫌い。汚名返上を誓った甲子園初戦は、「どっしり構えて下半身を使おう」と打席で心がけた。日頃から監督に指導されている「上からバットを出す」という打撃の基本も忠実に実行し、値千金の一打を生んだ。

 県岐阜商との対戦が決まると、捕手として岐阜大会で戦った全6試合の映像を何度も見返し、打者の特徴はすべて頭に入れて臨んだ。初球から積極的に振ってくる打線だが、「逃げたら負け」と投手に内角を求める強気のリードを貫いた。六回途中から継投した吉村優聖歩(ゆうせふ)君(2年)に「俺を信じて投げろ」と鼓舞し、ピンチをしのいだ。

 攻撃でも、サヨナラ打を放った3番の森松幸亮(こうすけ)君(3年)には「俺につなげてもいいぞ」と伝えて安心させた。

 攻守でチームの「軸」となっていた。

 この試合で甲子園春夏通算52勝目を刻んだ馬淵監督には、チーム力を測る際の持論がある。「キャッチャーが良いときは甲子園に出られるし、いまいちの時は出られない」。裏を返せば、甲子園に出たときの明徳義塾の捕手は良い――。

 名将の期待を背に、次戦に挑む。(羽賀和紀)

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