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阿南光、初戦敗退 179球の2年生エース「来年こそ」

2021年8月17日09時00分 朝日新聞デジタル

 【徳島】第103回全国高校野球選手権大会に出場している阿南光は大会4日目の16日、1回戦で沖縄尚学に0―8で敗れた。エース左腕の森山暁生君(2年)が179球の力投を見せたが、守備の乱れもあって相手打線を抑えきれなかった。

     ◇

 「このような形で3年生と中山先生の最後の夏を終わらせてしまって、本当に悔しい」。今年度で定年退職する阿南光の中山寿人監督のもとで臨んだ甲子園。2年生エースの森山暁生君は試合後、ぼうぜんとした様子で語った。

 一回、直球に変化球を織り交ぜ、先頭から2人を三振と二ゴロに打ち取った。次は沖縄大会で打率6割の強打者。力みから制球が定まらず、四球を与えた。さらに次の4番打者にもボール球が先行し、ストライクを取りにいった球を狙われ、この回2点を先取された。

 「調子自体は悪くなく、球も走っていた」。ただ、変化球が思うように決まらない。「初めての舞台で緊張した」。続く二回も四死球と味方の失策で2死一、三塁のピンチを招き、適時打でさらに点を失った。

 それでも懸命に腕を振り続けた。四回1死から3連打を浴び満塁とされたが、後続の2人を三振で切り抜けた。しかし、この時点ですでに球数は100球を超えていた。

 徳島大会の4試合を一人で投げ抜いてきた。「200球を超えても、どんな形でも自分で投げきろう」。腹をくくり、六回以降も気迫を前面に投げ続けた。

 だが、選抜で2度の優勝経験がある沖縄尚学打線は攻撃の手を緩めない。球威の落ちた球を狙われ、失点を重ねた。「少しでも甘いところに入ったら全部打ち返された」。全国レベルを痛感させられた。

 「甲子園のマウンドがいろいろなことを教えてくれる。勝ち負けにこだわらず、学び、教えてもらうつもりで投げろ」。試合前、中山監督は、成長途上にある2年生エースにこう語りかけたという。

 179球の熱投は及ばなかった。でも自らの投球や相手エースから多くを学んだ。「3年生の夏もここに戻ってきて、次こそは1勝できるように頑張る」。新たな夏に向けて闘志を燃やした。(吉田博行)

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