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大阪桐蔭の「代打の切り札」 甲子園の一打席にかける

2021年8月14日13時32分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権大会に出場する大阪桐蔭の背番号14、小谷太誠君(3年)は、今大会の「代打の切り札」だ。けがが多かったが、高校野球の集大成となる1打席をみせようと意気込んでいる。

 今夏の大阪大会開幕の数日前、紅白戦の打席に立った小谷君の左手にボールが直撃した。見ただけで中指が折れたとわかった。痛さよりもショックがまさり、「暗い気持ちになった」。大阪大会は直前でベンチから外れた。

 鳥取県出身。父親の影響で小学3年から野球を始めた。2018年に甲子園で春夏連覇をした大阪桐蔭の強さに憧れた。日本一になりたいと入学。打撃には自信があった。

 けれど、これまでけがに悩まされた。ひじの故障、足首のねんざ、太ももの肉離れ、肩の故障……。

 石田寿也コーチは「本来はクリーンアップを任せられるほどの実力がある」と評価する。今春の甲子園の選抜大会は初戦で八回に代打で出場。適時打を放ち、球場を盛り上げた。初めて足を踏み入れた甲子園について「言葉で言い表せないほどすごかった。空気が違った」とふり返る。

 その後の春季府予選は一塁手でスタメン起用された。しかし、大会中に肩を痛めた。ボールを投げられなくなった。代打でチームに貢献しようと気持ちを切り替え、最後の夏にかける思いを強くした。

 そんな矢先の左手中指の骨折だった。病院では、手術をすれば8月にある夏の甲子園には間に合う可能性があると説明された。

 春に憧れの甲子園に立ったときの感動は忘れられなかった。手術を決意。大阪大会は、スタンドから観戦した。「絶対に甲子園につなげてほしい」。躍進する仲間を見守った。

 大阪大会で優勝した2日後にあった甲子園のメンバー発表。小谷君の名前は14番目に呼ばれた。「メンバーに入る可能性は半々だと思っていた。うれしさと同時にやってやろう、という気になった」

 左手中指には金属プレートが入っている。リハビリをして動かせるようにはなった。「試合の流れを決める一本を打つ。1打席にかけている」。チームを日本一に導こうという心が折れることはない。(甲斐江里子)

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