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沖縄勢の春夏通算100勝まで1勝 初戦に臨む沖縄尚学

2021年8月15日10時30分

 高校野球の全国大会で、沖縄勢が春夏通算100勝にあと1勝に迫っている。初勝利から58年。来年の本土復帰50年を前に、第103回全国高校野球選手権大会に出場している沖縄尚学が新たな節目を刻もうとしている。

 沖縄勢の全国大会初出場は1958年夏の第40回記念大会の首里。米軍施政下で、「甲子園の土」を海に捨てられた逸話が残る。同校が63年夏、西宮球場で日大山形と対戦し、全国大会では沖縄勢として初めて勝利した。選抜大会の初勝利は普天間が71年に挙げた。

 72年の本土復帰後、本土チームとの交流試合が盛んになり、沖縄の高校野球は力をつけていく。99年春の選抜大会では、沖縄尚学が2戦目で沖縄勢50勝目を挙げ、春夏通じて初優勝を果たした。

 当時の沖縄尚学のエースが現在の比嘉公也監督(40)。「優勝なんて思いもしなかった。一戦必勝で戦った結果」と振り返る。

 初勝利から50勝目までは36年かかったが、今大会で100勝を達成すれば、50勝目からは22年。この間、2010年には興南が選手権大会で沖縄勢初の全国制覇を果たすなど、今では強豪県の仲間入りをした。

 50勝目の時の沖縄尚学の監督だった愛知黎明の金城孝夫監督(67)は、沖縄水産などで監督を務めた故・栽弘義さんによって大きくレベルアップしたとみる。栽さんは豊見城を率いて甲子園に春夏7回出場し、90、91年には沖縄水産を選手権大会準優勝に導いた。金城さんは「沖縄勢がなかなか勝てない厳しい時代があった。過去の歴史を忘れてほしくない」と語る。

 戦時中に移住先のサイパン島で姉と祖父母が犠牲になった沖縄県高校野球連盟元理事長の安里(あさと)嗣則(つぎのり)さん(81)は戦後、本土で野球を学び、県内の高校や大学で監督を務めるなどして発展に尽力してきた。日本高野連元会長の故・佐伯達夫さんから「県民を勇気づけるのは高校野球しかない」と、全面的に支援を受けたという。「過去にお世話になった方々に報いるためにも、さらに頑張らねば」と沖縄球児にエールを送る。

 沖縄尚学は初戦で阿南光(徳島)と対戦する。比嘉監督は「先人の積み重ねの上に今がある。その思いを胸に戦いたい」と話す。(遠山武)

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