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甲子園で勝つ難しさ痛感 富山代表の高岡商の戦い顧みて

2021年8月13日09時00分 朝日新聞デジタル

 全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催)で、高岡商は11日の1回戦で松商学園(長野)に4―17で敗れた。富山大会を4大会連続で制し、自信を持って臨んだ舞台だったが、序盤から大量リードを許し、攻守に力を発揮できなかった。甲子園で勝つ難しさを、改めて痛感させられた。

 「初回がこの試合を決定づけたと思う」。試合後、吉田真監督は振り返った。

 一回表、エース川渕恒輝君(3年)がつかまり、1死満塁のピンチに。1点を失い、さらに走者一掃の二塁打で3失点。富山大会決勝で好救援した堀内慎哉君(同)も相手を抑えきれず、三回までに計11失点を喫した。1年で甲子園を経験した石黒和弥君(同)でさえ、「緊張があった」と話した。直近2大会では2勝を挙げた高岡商だったが、初戦の入り方は難しかった。

 富山大会で打率3割5分3厘だった打撃は、甲子園でも10安打。三回、宮内一行君(2年)や石黒君、堀内君が見せた集中打はさすがだった。四回には、富山大会で一度も打席に入っていなかった田中大都君(3年)が本塁打を放ち、意地を見せた。ただ、その後は先頭打者がほとんど出塁できず、攻め手を欠いた。犠打、盗塁もなかった。

 甲子園に入る前、吉田監督は新型コロナウイルスの影響で、県外の強豪校と練習試合を組めなかったことを懸念材料に挙げていた。例年は県岐阜商などと試合をしていたという。富山大会で選手は大きく成長した。だが、強豪相手に「全国レベル」を体感できていなかったことが、影響したかも知れない。

 記者も、新型コロナで取材の機会は限られた。選手や監督への対面取材はできず、例年に比べ、選手の活躍を十分伝えることができなかったのが残念だ。甲子園のスタンドも一般客はおらず、かつての熱気には、ほど遠い静けさだった。

 もちろんそんな状況下でも、選手は甲子園で試合ができる喜びを感じていたと思う。大会自体が中止になり、涙を流した先輩たちの姿も思い出したはずだ。

 それでも、来夏こそは、大歓声に包まれて、富山代表がプレーできることを祈りたい。(井潟克弘)

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