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広島新庄 涙の惜敗 横浜の強打線8回まで封じ

2021年8月12日09時00分 朝日新聞デジタル

 春夏連続で、夏は5年ぶりに甲子園に出場した広島新庄は11日、横浜(神奈川)との初戦に臨み、2―3で逆転サヨナラ負けを喫した。先発のエース花田侑樹君(3年)は初回から緩急をつけた好投を続け、七回途中まで無失点。打線は五回に河野優輝君(1年)の中前打で1点先取し、九回にも大可尭明君(3年)からの3連続安打で追加点を挙げた。その裏、変化球がさえていた2番手の西井拓大君(3年)が先頭打者に安打を許し、継投した秋山恭平君(3年)がサヨナラ3点本塁打を浴びた。「自信のある直球を投げ、打たれた瞬間、スタンドに入るのが分かった」(秋山君)。序盤から好守が光り、好機を生かす粘り強い攻撃をみせたが、あと一歩及ばなかった。

     ◇

 1点リードの六回裏、無死一、二塁。打席に横浜の4番が入った。一打出れば同点のピンチ。5球目。「カキーン」という鋭い音が球場に響いた。

 抜けるかと思われた強い打球に広島新庄の二塁手、大可尭明君(3年)が飛びついた。グラブに収めるとすぐさま立ち上がり、遊撃手の瀬尾秀太君(3年)に右手でトス。瀬尾君が一塁に送り、併殺が完成した。「投手がよく投げてくれていて、二遊間でなんとか守りたかった」。気迫のプレーで投手を援護した。

 磨いてきた守備だった。1年生から1番二塁手を任され、甲子園の土を踏むのは3回目だ。守り勝つ「新庄野球」を体現するように守備の要を担ってきた。「破顔一笑」を帽子のつばに刻んだ今年。「笑顔でいれば運も味方してくれる」と信じ、広島大会からピンチでも笑顔を絶やさなかった。この日も強力打線に真っ向から挑んだ投手陣に笑顔で声をかけ続けた。

 九回には先頭打者として内野安打で出塁。盗塁も決め、追加点につなげた。宇多村聡監督が「彼の経験、ガッツ、リーダーシップ全てがすばらしい。大可なしではこのチームは語れない」と全幅の信頼を置く主将が、「走攻守」の活躍を大舞台でみせた。

 だが、2―0で迎えた九回裏2死一、三塁。ドラマは起きた。この回途中から継投した秋山恭平君(3年)の2球目が誰もいない左翼席に吸い込まれた。大可君の笑顔は最後で消えた。それでも、涙をぐっとこらえて言った。「秋山の最高のボールが打たれた。悔しいけど悔いはない。心から野球を楽しむことがモットー。それは甲子園でもできたと思う」(三宅梨紗子)

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