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九回2死から逆転サヨナラ3ラン 横浜救う1年生の一発

2021年8月11日17時56分 朝日新聞デジタル

 (11日、高校野球選手権大会 横浜3-2広島新庄)

 一瞬、時が止まったようだった。2点を追う九回2死一、三塁。横浜の1番緒方漣(れん)が右打席で速球をとらえた。白球が勢いよく左翼へ伸びていく。「驚いた」と緒方。無人の外野席で弾み、逆転のサヨナラ本塁打になった。

 横浜は神奈川大会7試合で100安打、94得点をマークした。激戦区を制し、3年ぶりに夏の甲子園に帰ってきた。初戦、その強打は空回りした。

 八回までに6度、得点圏に走者を進めた。六回は無死一、二塁を築いたが、送りバントを決められず、強攻策に切り替えたら、好守に阻まれて併殺を喫した。「相手投手は力がある。苦しい試合になるとは思っていたが、ここまで苦しくなるとは」と村田浩明監督。

 九回も連打で無死一、三塁とした後、2人が簡単に倒れた。1年生のバットに託すしかなくなった。

 緒方は全国制覇2度の横浜で背番号6をつける。技術だけでなく、その度胸の良さも周囲が認めるところ。三回に送りバントを失敗したが、「下を向いていたら次のプレーはできない」と緒方は言った。村田監督も「普通ならその後のプレーがうまくいかないところを、うまく気持ちをリセットできる」。

 「やるしかない。3年生のために、チームのために」。そう言い聞かせて九回の打席に立ち、凡退を恐れず、1ボールからバットを振り抜いた。

 就任2年目の村田監督のもと、選手たちは「強い横浜の復活」を目標に掲げてきた。大会史上初となる1年生のサヨナラ本塁打で窮地を脱した。復活への物語はまだ、紡いでいける。(坂名信行)

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