スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

石川県に初V、今年こそゲッツ! ダンディ坂野さん応援

2021年8月11日11時00分 朝日新聞デジタル

 2年ぶりの夏の甲子園が開幕した。「ゲッツ」で一世を風靡(ふうび)した石川県出身のお笑い芸人ダンディ坂野さんは野球少年で、高校時代はブラスバンド部としてスタンドで演奏したという。石川代表へのエール、「ゲッツ」誕生秘話から仕事のポリシーまで、テレビ会議システムで聞きました。

     ◇

 プロ野球選手に憧れて、小4から中3まで野球をやっていました。夏休みと言えば高校野球で、石川県加賀市の自宅で、両親や姉とテレビにかじりついて見ていました。

 記憶に残るのは、1979年夏、延長18回の死闘を繰り広げた星稜―箕島(和歌山)。星稜が負けた時は、こんな悲劇が起こるのか、と頭を抱えました。

 高校に上がる頃、医師から激しい運動を控えるよう言われて、選手としては野球から離れました。ちょうどアイドル歌手に憧れ始めた時期で、高校はブラスバンド部に。ただ、野球との縁は続きました。夏の石川大会の球場応援です。

 スタンドで、野球をやっていた少年時代を思い出しました。そこには控え選手がいて、その子たちのお父さんお母さんも見ているという、高校野球らしい人間模様がありました。

 そんな頃の記憶が、数年前、「美爆音」で有名な習志野高校(千葉)の演奏を耳にしてハッとよみがえったことがあったんです。「スパニッシュフィーバー」という曲で、「この曲を演奏した!」って。

 東京へ来てからも、たまにバッティングセンターに行きます。事務所のホームページの特技欄にも「野球」と書いてます。特技というより趣味ですけど。

 小6の長女が少年野球チームに所属してるんです。打って守って勝つ、それが面白いらしく、家でよく話をします。昔は「脇を締めてバットを構えろ」と教わった記憶があるんですが、娘は「ひじを上げるんだ」って言うんです。どうやら米大リーグのエンゼルス大谷翔平選手にならってるようで。「パパの時は(脇を)絞っていた」とか言って、娘と論争しています。

 いよいよ甲子園ですね。チームの調子や相手校との相性によって、勝敗は変わってきます。今年の石川では小松大谷が勢いがあると聞いていました。石川勢は一昨年、惜しくも優勝を逃しました。悲願の初優勝、今年こそ「ゲッツ!」してほしいですね。

     ◇

 野球の話題から離れますが、この「ゲッツ」について少しだけ。

 実は最初は「ゲット」だったんです。劇場で人に指をさして「OK、(笑いを)ゲット」みたいな感じで。景気づけというか、アクセントというか。

 ただ滑舌が悪くて、舞台上で「ゲット」と言っても「ゲッ」の音が破裂して聞こえにくくて、みんなには「ゲッツ」に聞こえていたみたいです。

 それが響きが良いものだから、場の締まりも良くなった。偶然の産物で、ここまで仕事をしているというね。ゲッツがなかったら、今はないですね。

 ゲッツ自体に深い意味はなくて「何か分かんないけど、くだらないこと言って喜んで、一人で笑って帰っていった」というのでいいんじゃないかなって。どうせゲッツやるんでしょ、ダンディ今日も黄色だな、元気だなって。ボクの仕事はそれで良い。

 黄色のスーツも自分で用意したわけじゃなくて。名前が売れ始めた頃にドラッグストア大手のCMで、イメージカラーの黄色いスーツが用意されていたんです。それで「黄色いスーツでゲッツする人」と認知されるようになった。ゲッツも衣装も偶然の産物です。

 たとえどんな仕事であっても、出てきた時にはきれいなスーツを着ていなければダメ、と思っています。せっかくいただける仕事なので、まずは時間厳守と清潔感に気を付けるようにしています。

 面白さよりもそれを大切にして、仕事をしているんです。(聞き手・小島弘之)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ