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米子東 不屈の粘り

2021年8月11日09時00分 朝日新聞デジタル

 【鳥取】米子東は10日、開幕試合の1回戦で日大山形(山形)と対戦し、1―4で惜しくも敗れた。35年ぶりの初戦突破とはならなかったが、持ち前の粘りで出場18回目の甲子園常連校に最後まで食らいつき、駆けつけた応援団からも大きな拍手が送られた。

     ◇

 九回表、3連打で1点をかえし、なお無死一、二塁の好機。主将の長尾泰成君(3年)が打席に入った。「ここで1本打ったら勢いづく」。変化球に食らいつくと、白球は中前へ。好機を広げ、米子東の粘りの野球を全国でも見せつけた。

 昨秋に主将になったが、チームはどこかまとまりを欠いていた。今年3月、練習試合で負けたことのないチームに逆転サヨナラで敗れ、動揺が広がった。

 3年生だけで急きょ開いたミーティング。「人のプレーを指摘する自信がなかった」「何か思われるかもと遠慮していた」。初めて本音をぶつけあい、涙ながらに思いを打ち明けた。

 「あのミーティングでチームは変わった」と長尾君。本音で話したり、プレー中に我先に声を出したり出来るようになり、鳥取大会もチーム一丸となって勝ち上がった。

 夏の甲子園は2年前、先輩たちが初戦敗退の悔しさを味わった場所。「何が何でも勝って、先輩たちに恩返ししたい」。強い決意で臨んだこの日、守備でも強襲のゴロをうまくさばき、球場を沸かせた。紙本庸由監督は「一番苦しみ、一番頑張ってきた選手が、やはりこういう舞台で活躍するんだと改めて感じた」。

 最後に広げた好機は、継投した相手投手に3連続三振を奪われ、ついえた。だが、捕手の舩木洸斗君(同)は「最後の夏、こんなチームを作ってくれた。本当にありがとうと言いたい」とねぎらった。

 長尾君は「ここまで来られたのは、2年生の活躍があったから。レベルアップして来年甲子園で勝ってほしい」。悔しさをにじませながら、最後は晴れやかに笑った。(大久保直樹)

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