2年分の夢舞台 高川学園選手たちが行進
2021年8月11日09時00分 朝日新聞デジタル
2年ぶりに、夏の甲子園が帰ってきた。第103回全国高校野球選手権大会は10日、開会式があり、地方大会を勝ち抜いた49の代表校が阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)を行進した。
高川学園は37番目。山口大会の優勝旗を手にした山崎帆大(かいと)主将(3年)の後に、選手17人が大きく腕を振って続いた。「原則無観客」で臨んだ開会式だったが、球場は第1試合の学校関係者らの温かい拍手に包まれた。
山崎主将は「ずっと目指してきた場所。ここで試合が出来ると思うとワクワクした。関西入りして期間があったが、いよいよ始まるなという感じです」。
新型コロナ感染防止のため、この日球場に入ることができたのは選手18人のみ。練習補助のため、ベンチメンバーと一緒に宿泊している部員らは、宿舎のテレビで見守った。橘一希君(2年)は「先輩たちが甲子園の舞台に立っているのを見て感動した。やっとスタートライン。1勝するために自分もサポートを頑張りたい」と話した。(寺島笑花)