宮崎商、実戦意識して練習 「仕上がりは順調」
2021年8月10日09時00分 朝日新聞デジタル
第103回全国高校野球選手権大会は台風の影響で1日延び、10日に開幕する。9日は雨が上がり、選手らは午後から打撃練習で汗を流した。
宮崎商は15日に智弁和歌山(和歌山代表)と対戦する。第1試合(午前8時開始)であることも意識し、選手たちは関西入り後の6~8日、午前中に練習を続けてきた。
実戦形式の打撃練習やノックをこなし、8日には紅白戦もした。橋口光朗監督によると、選手らは気力、体力とも充実し、日高大空(そら)君(3年)と長友稜太君(2年)の両投手の仕上がりも順調という。
速球を打つ練習をした渡辺龍樹君(3年)は「だいぶ目が慣れてきた。高めのボール球の見極めが課題」。西原太一君(同)は「相手投手を初回で打ち砕く。そのくらい強い気持ちで打席に立ちたい」。
宮崎大会で好調だった平松諒真君(同)は、バットコントロールに工夫を加え、「右方向を意識してミートすれば、いい打球が飛ぶ」。打撃練習では、若松大雅君(同)と宮永雅也君(同)が快音を響かせていたという。
選手らは7日夜、東京五輪の野球日本代表が金メダルを獲得するシーンをテレビで見て刺激を受け、「よし俺たちも」と、みんなが燃えている。(佐藤修史)