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憧れだった甲子園、審判で出場 諦めかけたが妻が後押し

2021年8月6日14時25分 朝日新聞デジタル

 9日に阪神甲子園球場で開幕する第103回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高等学校野球連盟主催)に、島根県内から出場するのは石見智翠館だけではない。県高野連審判部の幹事審判員、城市尚成(じょういちたかしげ)さん(51)=益田市=もあこがれのグラウンドに立つ。

 城市さんは審判歴21年。今夏の島根大会で6試合務め、決勝戦の球審も担った。県高野連審判部は約60人の審判が登録するが、大井恭二部長は「島根でトップクラスの技術がある」と語る。今回、全国8都県の高校野球連盟から派遣される審判委員に選ばれた。

 浜田市の出身。江津工野球部で投手や一塁手だったが、甲子園は遠かった。2000年、同じ高校の先輩の審判に誘われ、気軽に応じた。「でも頭でわかっていても、とっさの判断で『あれ、どうだったかな』と。難しいです」

 忘れられない試合も。三塁手がフェンス際でファウルフライを捕球した。球がフェンスにいったん当たる音を聞いたと思い、審判同士の話し合いでファウルと判定したが、三塁手は泣きながら「(アウトに)取りました」と主張した。「プレーをよく見られる位置とか審判の技術を磨かないと、と思いました」

 甲子園派遣は昨年の予定だったが、新型コロナウイルスの影響でなくなった。「次は若い人が行った方がいいのでは」。そんなことを漏らすと、妻から「どうせ(審判の仕事で)家庭に迷惑をかけているのなら、あなたが甲子園に行ってしっかりやってきたら」と背中を押されたという。

 浜田市の多機能事業所「ワークくわの木熱田事業所」で働きながら、年間50~60試合の審判をこなす。「一生懸命の球児の姿に感動する。同じ場に一緒にいれることがありがたい」

 甲子園では計3試合を担当し、一塁、二塁、三塁の各塁審をする予定。「家族や職場には感謝の気持ちでいっぱい。全力プレーの高校生に負けないよう、大きな声とジェスチャーで正確なジャッジができれば」(小西孝司)

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