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甲子園は野球人生で一番の場所 ヤクルト・高橋奎二選手

2021年8月5日15時15分 朝日新聞デジタル

 プロ野球・東京ヤクルトスワローズで活躍する高橋奎二さん(24)は、龍谷大平安(京都市下京区)の投手として、3度甲子園に出場し、春の選抜大会では優勝も経験した。甲子園とはどんな場所だったのか。高校野球の思い出を振り返ってもらいながら、球児たちへのメッセージを聞いた。

 龍谷大平安(京都市下京区)で高校時代を過ごしました。3度、甲子園に出場しましたが、やっぱりあの場所は、野球をやってきた中で、一番の場所です。

 優勝した選抜大会(2014年)が一番印象に残っています。覚えているのは、準決勝の佐野日大(栃木)戦。注目の好投手、田嶋大樹さん(現オリックス)が相手だった。僕は田島さんより一つ年下ですが、同じ左投手ということもあり、意識してマウンドに上がりました。

 実は、実際甲子園に行くまで、「他の球場と違って、観客席との距離が遠いな」と思っていました。でも、試合でマウンドに立って周りを見てみると、スタンド席がかなり低い。急に、観客が近く感じて、緊張しました。一方で、マウンドから見える、観客席はきれいで、言葉を失いました。歓声も、もちろんすごかった。

 最初の1アウトを取るまで、とにかく緊張していましたが、投げているうちに夢中になりました。準決勝は、1失点で初完投。あっという間に試合が終わっていました。この試合に勝てたことが、大きな自信になりました。

 中学時代は軟式野球部でした。なので、高校からの誘いは全然無かったんです。中学3年の時に、龍谷大平安の野球部体験に行きました。監督から「平安で野球をやりたいんか」と聞かれ、迷わず「平安でやりたいです」と答えました。

 すごい選手がたくさんいるので、「このままの自分では通用しないな」と不安もありましたが、そのとき覚悟を決めました。冬場は走り込み中心の練習で、とにかくきつかった。ただ、「1日1日を大切に」という気持ちで練習を積み重ねていきました。

 3年夏の京都大会。僕は2年生の時、先輩たちに甲子園に連れて行ってもらった。なので「今度は、僕が同級生たちを甲子園に連れて行く」という気持ちが強かったんです。

 ですが、京都大会直前の練習試合で打球が左脇腹にあたってしまったんです。なかなか痛みが治りませんでした。結局、夏前の追い込みができずに、ぶっつけ本番で最後の夏を迎えました。

 4回戦の京都翔英戦でした。先発で登板したのですが、打たれてしまい四回までに7失点。そして五回表のピンチで交代に。いやもう悔しかったです。仲間に本当に申し訳なかった。甲子園で引退したかった。今でも、その悔しさを持ち続けてプロの世界でプレーしています。

 去年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、甲子園につながる大会が中止になりました。今年は、去年の分の悔しさもぶつけてほしい。最後の大会になる3年生は、先頭に立ってチームを引っ張って欲しい。そして、出場するからには、どの高校にも、甲子園を目指してほしい。甲子園を共に目指した仲間は一生の仲間になります。後悔のないように頑張ってください。応援しています。(構成・吉村駿)

     ◇

 たかはし・けいじ 1997年生まれ。京都府亀岡市出身。左投げ左打ちの投手。小学1年で地元の少年野球チームで野球を始める。龍谷大平安では、投手として活躍。2年春から、3季連続で甲子園に出場。2014年春の選抜大会では、4試合に登板し、初優勝に貢献した。15年のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから3位指名を受けて入団した。

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