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野球の先に何が見える?火の国サラマンダーズ選手に聞く

2021年8月4日15時15分 朝日新聞デジタル

 コロナ禍や自然災害などで様々な制約がある中でも、高校生たちは自分にできることを探して野球に取り組んでいる。野球を続ける先に見えるものは何か。野球を通して学んだこととは。プロ野球独立リーグの「火の国サラマンダーズ」(熊本)主将の瀬戸口樹(25)、中島愛喜(18)、源隆馬(20)、宇土憲伸郎(22)の4選手に語ってもらった。

 ――野球を始めた時期ときっかけを教えて下さい

 瀬戸口 小学4年生のときに二つ年上の兄が野球を始めたので、自分もついていく感じで始めました。

 中島 同じく小4からでした。父が野球経験者で、よく2人でキャッチボールをしました。家族でプロ野球の試合を見ることが多く、野球はかっこいいと思いました。

 源 小5からですね。幼稚園からの幼なじみが小1から野球を始めていて、誘われました。それまでは水泳を本格的にやっていましたが、野球に専念するようになりました。

 宇土 小1からです。まだ保育園に通っていたときに兄が小学校でソフトボールをやっていて、父が監督でした。父によく練習場に連れていってもらって、みんなが遊び相手をしてくれたのがきっかけでした。

 ――それぞれ高校時代に活躍されています。高校野球での思い出について教えて下さい

 瀬戸口(鹿児島県出身、樟南卒) 2年の夏に甲子園に出場しましたが、3年はかないませんでした。県大会最後の試合で自分が最後の打席に立ちました。2点差の場面で、長打を打っていたら逆転できたかもしれなかったのですが、フェンス際でフライをとられました。その後しばらくテレビで野球が見られませんでした。あのときの悔しさは今の自分の原動力になっていると思います。今と比べても高校時代は練習量が多かった気がします。

 中島(熊本県出身、ルーテル学院卒) 1年の夏の大会です。投手は同級生で自分は控えでしたが、背番号を忘れた先輩の代わりに自分が捕手として試合に出ました。1年生バッテリーで勝つことができたのがうれしかったです。ちなみに僕は今のほうが練習がきついです(笑)。

 源(宮崎県出身、宮崎学園卒) 高3のときに投手として高校生の日本代表(U18)と試合して三振をとったことがあります。プレーよりも髪形の問題でした(笑)。自分は坊主頭が嫌で髪を伸ばしていました。そのせいでよく監督に怒られていました。でも、サッカー部とかは髪形が自由なのに、なぜ自分たちは坊主じゃないといけないのか納得いかなかったんですよ。

 宇土(長崎県出身、創成館卒) 2年の夏に学校が甲子園に初出場しました。初ヒットが忘れられません。6番打者で、相手投手の直球をセンター前に打ちました。あれは気持ちよかったです。その試合はサヨナラ勝ちでした。

 ――プロ選手として野球を続けられていますが、野球ならではの魅力とは何でしょうか

 瀬戸口 サッカーやバスケと違って試合の動きが派手で、一発逆転があることが魅力です。チームカラーも色々あっておもしろいです。

 中島 試合でヒットを打てたら楽しいし、勝ったらうれしく感じます。何より野球が一番かっこいいと思います!

 源 投手は自分が投げたボールのスピードが数値で出たりして楽しいですし、それを期待しているファンもいます。知れば知るほど野球はおもしろいんです。「いまの変化球すごいな」とか、自分がプレーしていなくてもわかるようになります。

 宇土 チャンスで良いプレーをしたら目立つ。ミスをしても団体競技なので仲間が助けてくれるし、次のプレーで取り返せます。

 ――野球を通じて学んだことは何ですか

 瀬戸口 我慢することですね。野球は練習がしんどいし、試合でうまくいかないときがあります。きついときのほうが多いと思いますが、弱音を吐かずに自分にできることをコツコツとやっていくと、その努力がいつか自分を救うことになります。

 中島 礼儀やあいさつが身につきます。昔から監督に「立ち止まって、気をつけして、大きな声であいさつ」と言われていました。最初はめんどくさいと思いましたが、社会人になってからあいさつが他人とのコミュニケーションにつながると実感しました。

 源 投手になるまでは「自分が打てば良い」と目立とうとしていましたが、今は周りの大切さを知りました。自分が安心して投げられるのは他の人がカバーしてくれるおかげだし、皆が良いプレーをしたら自分もうれしいです。今は自分から積極的に周りに話しかけるようにしています。

 宇土 目上の人への言葉遣いなど当たり前のことをできるようになったかなと思います。当たり前のことができないと野球もうまくいきません。自分が困ったときに誰からも助けてもらえないからです。

 ――球児たちにエールをお願いします

 瀬戸口 高校野球は特別で、いましかできません。ワンプレー、ワンスイングを後悔のないように頑張ってください。

 中島 感染対策を徹底してコロナに負けないように野球を楽しんで下さい。甲子園の舞台に立てるように、一試合一試合を大切にしてほしいです。

 源 甲子園をめざして野球ができるのは応援してくれる人がいるおかげだということを忘れずに。周りへの感謝の気持ちを持って悔いのない試合をしてください。

 宇土 夏の大会はいまのメンバーでプレーできる最後のチャンス。勝っても負けても思いっきり楽しんでほしいです。甲子園は人生を変えてくれるので、ぜひそこをめざして頑張れ!(屋代良樹)

     ◇

 火の国サラマンダーズ 九州初のプロ野球独立リーグ、九州アジアリーグに所属している。2020年設立。社会人野球チームの熊本ゴールデンラークスが前身。監督は西武やソフトバンクなどでプレーした細川亨氏。熊本県と地域活性化連携協定を結んでおり、チームのスローガンは「熊本の公共財」のメッセージを込めた「We Are Your Team!」。インタビューに応じたのは瀬戸口樹(1996年生まれ、樟南卒、外野手)▽中島愛喜(2002年生まれ、ルーテル学院卒、捕手)▽源隆馬(00年生まれ、宮崎学園卒、投手)▽宇土憲伸郎(98年生まれ、創成館卒、内野手)――の4選手。

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