初戦は敦賀気比、日本文理主将は「気が引き締まった」
第103回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、オンラインで行われた。新潟代表の日本文理(新潟市西区)は、14日の第6日第4試合で敦賀気比(福井)と対戦することに決まった。
日本文理の渡辺暁仁主将(3年)は、高校の情報実習室でパソコン画面に向かい、選んだ「11」と書かれた紙を掲げ、読み上げた。大阪市内に設けられた抽選会場の本部員が「11」の位置の封筒から札を取り出すと、「23A」。対戦する「23B」は、二つ前の敦賀気比が引き当てていて、トーナメント表に両校の名前が並んだ。決まった時、渡辺主将は表情を変えずにモニターを見つめていた。
抽選後、渡辺主将は「対戦相手が決まってやることがはっきりしたので、気が引き締まった」。鈴木崇監督は、北信越大会にも参加する敦賀気比について「選手たちも親近感がある。変に気負わなくて良い」。その上で「好球必打、守備も攻撃も、積極的に思い切っていく」と意気込みを語った。(小川聡仁)