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二松学舎大付エース、作戦的中 フライアウト重ねて優勝

2021年8月3日10時43分 朝日新聞デジタル

 (2日、高校野球東東京大会決勝 二松学舎大付5-1関東第一)

 スコアボードにゼロを並べた五回裏。マウンドに立った二松学舎大付の秋山正雲(せいうん、3年)は、にらむように打者を見すえた。

 関東第一はここまで5試合すべてで、五回までに多くの得点を挙げてきた。相手の5番打者を右飛。140キロ超の直球を軸に2人連続で空振り三振を奪い、「ッシャ!」と拳を握った。今日の秋山は打てない――。そんな雰囲気が、ドームに広がった。

 秋山にとって特別な試合だった。2年前の東大会の覇者で、今春の都大会を制した関東第一。エースは大会随一と注目を集める市川祐(同)。「変化球で空振り三振がとれる投手。自分にないものを持っていて意識する存在」と話す。自分たちは昨秋、今春と4強止まり。「夏も負けたら、関東第一ばかり注目される」。余計に負けられなかった。

 関東第一を倒して甲子園へ。夏の連投を想定し、毎日欠かさずプルペンに入って投球練習をした。投球後のストレッチで、翌日に腕が張らない「程度」を見極めた。今大会は5試合中4試合に登板したが、決勝当日に「疲れはなかった」。九回まで球威を保った。

 球を丁寧に低めに集め、フライを打たせる。4試合をコールド勝ちしてきた打線への作戦をこう定め、得意の直球と変化球を織り交ぜ、先頭を左飛に打ち取った。その後も作戦は的中し、27アウトのうち、13個がフライアウトだった。

 被安打はわずかに3。そのうち唯一の長打は、市川に打たれた適時二塁打だった。試合後、整列した市川に「関東第一の分もがんばるから」と伝えた。市川は「がんばってくれ」と声を搾り出した。「130チーム分の思いを胸に、絶対勝つ」。ライバルを倒し、新たな決意を胸に刻んだ。=東京ドーム(御船紗子)

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