甲子園に向けてデータ班も作業開始 高岡商
【富山】第103回全国高校野球選手権大会(日本高野連、朝日新聞社主催)に出場する高岡商は1日、本格的な練習を再開した。相手チームの情報を集める野球部の「データ班」も、全国大会に向け情報収集を始めた。
データ班は、ベンチ入り選手から外れた3年生5人でつくる。源純弥君(18)は投手でベンチ入りを目指したがかなわず、「チームの役に立ちたい」と参加した。
メンバーは富山大会でも各球場を回り、相手チームの情報を集めた。源君は、映像から相手打者の打球がよく飛ぶ方向を分析し、3回戦の不二越工戦で味方の守りに貢献した。
この日は校内の情報処理室にあるパソコンを使って、代表校の投手に関する情報を集めた。「甲子園でも勝てるようにしっかり分析したい」と源君。対戦相手が決まり次第、より一層データ分析を進める。(井潟克弘)