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絶好調の代打の切り札 「爆発祈る」と決勝で初スタメン

2021年7月30日13時06分 朝日新聞デジタル

 (29日、高校野球兵庫大会決勝 神戸国際大付7-3関西学院)

 1番、サード。関西学院のスーパーサブが、決勝の大舞台で、今大会初めてスタメンに名を連ねた。

 背番号14の真鍋太一君(3年)。準決勝までの6試合は、すべて代打や守備からの途中出場だった。

 それでも6安打9打点。打率は5割4分5厘。さらに準々決勝は3打点、準決勝は4打点と、堂々たる数字を並べて勝負強さをアピール。決勝の前、広岡正信監督からスタメン起用を告げられた。

 ただ、緊張はあった。

 一回裏の守備だ。先頭打者の鋭いゴロが、いきなり三塁の守備位置に飛んできた。捕球したが、「腕がちじこまっていた」と、ワンバウンド送球。失策となった。

 でも、絶好調ゆえに、すぐに挽回(ばんかい)できた。

 打線が2巡目を迎えた三回表。左打席に入る前、いつものように胸に3秒間ほど手を当てた。心を落ち着かせるおまじない。祖父から教わった。

 「何としても食らいつく」。フルカウントからファウルを重ねて粘ると、タイミングが合ってきた。11球目を左翼線に強烈な当たり。二塁に到達した真鍋君はベンチのメンバーやスタンドの声援に応えるように拳を伸ばした。犠打で三塁に進み、相手のミスで勝ち越しの生還を果たした。

 広岡監督はスタメン起用の狙いについて、「よくあたっているから数をたくさん打たそうと思った。普通にやったら勝てないから爆発することを祈った」。真鍋君はその期待に、しっかりと応えてみせた。

 大会前は、練習試合で守備や打撃でミスを重ねた。しばらく落ち込んだが、「このままだと悔いが残る」と、練習に励んだ。その結果が今大会の好調につながっていると自己分析する。

 チームはこの夏、6個の白星を重ねたが、甲子園にはあと一歩届かなかった。

 真鍋君は、バットでその活躍を刻んだ夏を振り返る。「野球は小学校1年から始めた。中学、高校と12年間野球を続けてきた集大成となった大会だった。悔いはない」(松永和彦)

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