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横浜が19回目の甲子園 高校野球神奈川大会を振り返る

2021年7月30日10時58分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権神奈川大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社主催)は28日、横浜が3年ぶり19回目の夏の甲子園出場を決め、幕を閉じた。19日間にわたった176チームの戦いぶりを振り返る。

 2年ぶりに開かれる、夏の甲子園への出場を勝ち取ったのは横浜だった。打線に上位から下位まで穴がなく、チーム打率4割6分9厘と驚異的な数字を残した。隙のない走塁も光り、準決勝までの6試合中5試合をコールドで勝ち上がると、決勝でも24安打17得点で圧倒した。

 準優勝の横浜創学館も打線が好調だった。準決勝では再三の堅守もあり、第90回の南神奈川大会以来、13年ぶりに決勝に進出した。

 慶応、藤沢翔陵はいずれもノーシードから4強に入った。慶応は桐蔭学園、藤沢翔陵は法政二との1回戦を、いずれも1点差で制して勢いに乗った。

 公立の壁と言われる16強には、厚木北、横浜清陵、麻溝台、相模原弥栄の4校が勝ち残った。横浜清陵は麻溝台との公立対決に勝ち、初の8強に入った。このほか、鎌倉学園は横浜と終盤まで息詰まる投手戦に持ち込み、川和は選抜優勝の東海大相模に八回まで1―1と食い下がった。

 昨年から続くコロナ禍は、今大会にも影を落とした。3回戦では城郷と藤沢工科の2校が新型コロナの影響で不戦敗、さらには春夏甲子園連覇がかかっていた東海大相模も準々決勝で出場を辞退し涙をのんだ。大会前、今夏限りで退任の意向を示していた東海大相模の門馬敬治監督は、優勝をめざすに当たり「一番大事なのは、最善の準備をして無事に大会に出ること」と繰り返していたが、くしくも「見えない敵」に屈することになった。

 影響は試合展開にも垣間見えた。練習試合などが制限されるなか、多くのチームが実戦経験の少なさを課題に上げる一方、短い練習でティー打撃などの振り込みに時間を割いたという。長打や集中打に守備側の連係不足が相まって、大量点を奪い合う試合も増えた。

 一方で、2年ぶりの神奈川大会には、スタンドの風景も少しずつ戻ってきた。各球場で2千人を上限に観客も入った。マスク姿の各校の部員や保護者が、息の合った手拍子で選手の背中を押し、好プレーには拍手が響いた。選手の中には「お客さんがこんなにたくさんいるのは初めてで緊張した」という声のほか、自分でも驚くような好プレーに「拍手があるのとないのとでは全然違う。気分を乗せてもらった」といった声も聞かれた。

 大会に出ること、勝ち上がること、甲子園に出ること――。それぞれの目標に懸けてきた各チームの戦いぶりは、例年にも増して輝いて見えた。(黒田陸離)

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