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東邦エース、失点した後輩投手に「とりあえず楽しめ!」

2021年7月28日10時42分 朝日新聞デジタル

 (27日、高校野球愛知大会 愛工大名電7-1東邦)

 「お前なら大丈夫だ。自分を信じろ!」

 ベンチからの声に、東邦の三浦心空(こくう)投手(2年)は我に返った。

 六回だ。先発したエース知崎滉平投手(3年)からマウンドを託された。4点を追う展開。好投して試合の流れを変えたい。そう意気込んだが、2死一塁から本塁打を浴びた。

 そんなときに耳に届いた知崎投手の声。一呼吸置くことができた。続く愛工大名電の4番田村俊介主将(同)を左飛に仕留めた。

 持ち前の制球力で打たせてとる左腕知崎投手に対し、右腕の三浦投手は最速146キロの直球で押す。対照的な「二枚看板」としてともに成長してきた。

 「知崎さんにはエースとしてマウンドでどうあるべきかなど、色々と教えてもらった」と三浦投手。知崎投手は「球速も球威も自分より断然上。同級生だったらきっと三浦がエースだったんだろうなと思う。たまに生意気だけど甘えたがりでかわいい後輩です」。

 2失点し、ベンチで落ち込んでいると、また声が聞こえた。「相手打線がすごいんだから打たれるのは当たり前。とりあえず楽しめ!」。マウンドでの動揺は味方に伝わる。堂々としろ。そんな知崎投手の「教え」を思い出した。三浦投手は「おかげで気持ちを切り替えることができた」。七回以降は無失点に抑え、味方の反撃を待った。

 愛工大名電には今春の県大会準々決勝でも敗れている。雪辱も果たせず、三浦投手は試合後、「知崎さんと一緒に甲子園に行きたかった」と号泣した。

 知崎投手は「苦しい場面でマウンドを任せてしまうことも多かったのに、ここまでよくついてきてくれた。自分は甲子園にいけなかったが、あいつなら絶対いけると信じています」。

 甲子園の夢をエースの称号とともに後輩に託した。(仲川明里)

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