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茨城大会を振り返って 選手の声に耳澄ませた 高校野球

2021年7月28日09時00分 朝日新聞デジタル

 2年ぶりの夏の甲子園を90チームがめざした第103回全国高校野球選手権茨城大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は26日、鹿島学園の初優勝で幕を閉じた。13日間にわたった大会を振り返る。

 鹿島学園は一気に頂点まで駆け上がった。長身のエース薮野哲也君(3年)の変化球は、一戦ごとにキレを増していった。45イニングと3分の1を投げて45奪三振、4失点と圧巻の投球だった。勝ち上がるごとに打線もかみ合い、打率4割台の平塚将馬君(2年)、畑本拓海君(3年)らは勝負強い打撃で引っ張った。

 準優勝の常総学院は、1点差の接戦をものにしながら勝ち上がってきた。決勝では3点を追う九回裏、1点差にまで詰め寄り、春の選抜大会に出場した力のあるところを見せた。

 水城はエース樫村佳歩(けいと)君(3年)の気迫のこもった投球と笑顔が印象に残った。公立の石岡一は、投手の植村塁君(3年)と鈴木翔太君(3年)の二枚看板で強豪を破り、初めて4強入りした。

 今大会は、新型コロナウイルス感染防止のため、学校応援の禁止や球場の入場制限など、これまでにない対応を取りながらの開催となった。

 その分、グラウンド上の選手の声がよく聞こえてきた。のびのびと野球を楽しんでいる様子も感じることができた。

 代打で出場した水戸農の新田澪(れん)君(3年)は、高校から野球を始めた努力家。振り遅れた打球は捕手の頭上にふわり。キャッチャーフライと思った球を、捕手が落球した。「あぶねー」とにやり。「楽しそうにやってんね!」とベンチから声が飛んだ。試合後、彼は「何か言ってるな、くらいにしか思わなかった」と笑って見せた。

 投手らの、闘志をむき出しにして戦う姿も、見応えがあった。勝負どころでは「うっ」「よいしょ」「うおりゃ!」と声が漏れ聞こえてきた。

 8月9日に開幕する全国大会に出場する鹿島学園を残し、89チームが敗れた。一つの白球を追いかける選手たちの声に、耳を澄ませ続けた7月だった。(伊藤良渓)

 ■鹿島学園の戦績

決勝   ○3―2 常総学院

準決勝  ○7―1 石岡一 

準々決勝 ○5―2 水戸一 

4回戦  ○7―3 岩瀬日大

3回戦  ○3―0 下妻一 

2回戦  ○2―1 下妻二 

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