スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

7月26日の高校野球 大阪

2021年7月27日04時00分 朝日新聞デジタル

 第103回全国高校野球選手権大阪大会は10日目の26日、4回戦8試合があり、ベスト16が出そろった。八尾は大塚に逆転サヨナラ勝ち。阪南大は桜宮の反撃を振り切った。27日は休養日で、28日は4球場で5回戦8試合がある。

 (26日、高校野球大阪大会 大塚3―4八尾)

 大塚の先発右腕、森田聡君(3年)は絶好調だった。初回に1点を取られたものの、自らのソロ本塁打で同点にした。直球は低めに集まり、変化球も制球がさえた。八回まで被安打は3本に抑えていた。

 しかし、2点リードした九回裏、疲れが出てきた。これまで低めに決まっていた直球がストライクゾーンに入らない。「抑えてやる。大丈夫」。自分に言い聞かせたが、1死から3連続四球で満塁に。マウンドに集まった仲間からは「勝ってるから大丈夫。バックを信じて投げろ」と声をかけられた。

 内野安打を許し、1点差になった。次の打者はフルカウントに。三振を狙って低めの直球を投げた。しかし、はじき返された球は左翼手の前へ。同点とサヨナラの走者が本塁を踏んだ。

 八尾の選手たちがベンチから飛び出して喜ぶなか、森田君は本塁近くでひざに手を置き、うなだれたままだった。

 昨年9月ごろ、当時3年だったエースの尾崎拓哉さんからキャッチボールに誘われた。使ったのはその年の夏の大会、初戦で敗退したときの試合球だった。

 河川敷でボールを投げながら言葉を交わした。「お前がエースじゃないとチームはしまらん」と尾崎さんに言われた。中学の野球チームから一緒で、背中を追いかけてきたあこがれの先輩。あまり褒められたことはなかった。

 「初めて自信を持てるような声をかけてもらってやるしかない、と思った」。キャッチボールの後、試合球をもらった。投手陣のリーダーとして練習内容を抜本的に見直し、チームを引っ張ってきた。

 もらった試合球で、今大会は試合前の投球練習をした。「思いの詰まったこのボールは宝物。いつも背中を押してくれていた」と振り返る。

 この試合を勝てば府外の大学で野球を続けている尾崎さんも「試合を見にいく」と約束してくれていた。

 家に帰ったら試合の結果を電話で報告しようと思う。大学でも野球は続けるつもりだ。「この負けをいかして、今度こそ日本一になれる投手になりたい」(甲斐江里子)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ