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高校野球大分大会を振り返って

2021年7月27日09時00分 朝日新聞デジタル

 44校が甲子園をめざした全国高校野球選手権大分大会は、明豊の4年ぶり7回目の優勝で幕を閉じた。今大会は相次ぐ逆転劇、ダイナミックな本塁打、1年生の台頭が目立った。新型コロナや熱中症対策を重視した大会でもあった。

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 明豊―大分工で明豊の先発は1年の森山塁投手。京本真、財原光優(あきひろ)、太田虎次朗投手の三本柱を擁する明豊の1年生起用に驚いた。森山投手は3回を2失点で乗り切り、藤蔭戦でも九回に登板して抑えた。

 大会3連覇がかかった藤蔭は、大分豊府戦で1年の三和田温人(はると)投手が4回被安打2の無失点。救援も1年の松石信八投手で、最速143キロの直球を軸に3イニングをぴしゃりと抑えた。

 2年も活躍した。明豊の3番、宮崎元哉選手は全5試合に先発出場し、打率はメンバー一の4割5分。準々決勝の柳ケ浦戦では二回2死から満塁弾を放ち、試合の流れを引き寄せた。

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 劇的な結末もあった。準々決勝の大分商―藤蔭は、1―1で迎えた十一回表に大分商が1点をあげた。その裏、藤蔭は無死一、二塁で左前安打が敵失を誘い同点。高倉寛選手(3年)の適時打で試合を決めた。

 大分東明は、準々決勝の高田戦で九回裏に3点差をひっくり返した。「エンジョイ野球」を掲げ、初戦で大分を破って以来、試合を重ねるごとに成長。4強入りを果たした。

 別府鶴見丘には、2人の女子部員がいた。監督のはからいで背番号「19」と「20」をつけたが、公式戦には出られない。男子部員と同じ練習を重ねてきた2人。女子部員が力を発揮できる場が大分にもできないか、と考えさせられた。

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 今大会はコロナ対策、熱中症対策が重視された。

 観客に同意書への記入を求め、検温を実施。席の移動は原則禁止した。選手向けにはベンチに冷房装置を備え、三回と七回終了時に休息タイムを新設した。

 選抜大会決勝で明豊を破った東海大相模が、コロナ感染により神奈川大会を途中で辞退したのには衝撃を受けた。他にも辞退が相次ぎ、計り知れない努力を積んできた選手たちが気の毒で仕方ない。自由な部活動と感染防止が両立する道を探る作業は、これからも続くだろう。(倉富竜太)

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