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7月25日の高校野球 愛知

2021年7月26日04時00分 朝日新聞デジタル

 愛知大会10日目の25日は5回戦8試合があり、ベスト8が出そろった。愛工大名電が至学館をコールドで破るなど、「私学4強」が勝ち進んだ。準々決勝4試合は27日に予定されている。

     ◇

 熱かった「夏」の終わりをベンチで迎えた。八回コールド負けに、至学館の高柳夏輝主将(3年)はグッと悔しさをかみしめる。

 「主将としてチームの支えになれなかった。活躍できなかったのが……」。7番・遊撃で先発出場したが、六回に代打を送られた。責任感の強い主将は自らを責め続けた。

 10年ぶりの夏の甲子園へ――。4月に亡くなった祖父文男さんとの「約束」が心の支えだった。「自分にとって一番の理解者で、野球を始めるきっかけをくれた」という祖父は昨秋にがんと診断された。「夏輝が甲子園に行く姿を見るまでは元気でいるから」と、孫の晴れ姿を見ることを楽しみにしていたという。

 4月上旬の練習試合で顔面に死球を受け、あごを骨折した。その入院中、母親からのLINEで祖父の死を知った。脳裏をよぎったのは祖父との「約束」だ。一刻も早く野球がやりたい。医師の反対を押し切って2週間足らずで退院し、ヘッドギアを着けて練習した。昨秋の県大会では遊撃を守る自らのエラーで失点につながることもあった。守備の苦手意識を克服しようと、シートノックなど基本的な練習に時間を費やした。

 この日、二回2死二塁や、四回2死二、三塁のピンチで、遊撃へのゴロをしっかりとさばき、愛工大名電に先取点を与えなかった。練習の成果は発揮できたと思う。

 麻王義之監督は「実力というよりは、誰よりも真面目で信頼できる選手だからこそ主将を任せた。けがもあったが、最後までよくチームを引っ張ってくれた」とねぎらった。

 高柳主将は「おじいちゃんには『甲子園に行けなくてごめん。負けてしまったけど、最高のチームメートとやれて悔いはないよ』って伝えたいです」。少し赤くなった目でそう話した。(仲川明里)

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