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青山学院主将、父は中山秀征さん 家に帰ったら伝えたい

2021年7月26日06時55分

 (25日、高校野球東東京大会 修徳7-1青山学院)

 試合後、青山学院の中山脩悟(3年)はグラウンドにうずくまって泣いた。2年間務めた、主将としての涙だった。

 今夏のチームがスタートしたのは2年前の秋。上級生の退部などが重なり、1年だった中山が新主将になった。当時からチームの主力だったが、茂久田裕一監督は「中山の心が成長することでチームも夏を戦い抜けるようになる」と判断し、主将の役目も任せた。

 監督は病院の職員で、チームを見てもらえるのは土日だけ。平日は中山がメニューを考え、選手たちで練習を進めた。

 コロナ禍の昨年、学校は「感染リスク」を考慮し、独自大会出場を辞退。主将の中山が、オンライン会議で他の仲間に辞退を伝えた。目標を奪われた中山の喪失感は大きかった。

 もう一度野球に打ち込めたきっかけは、父の言葉。「ここで腐ったら意味ないだろ」。自粛期間中も仲間と連絡を取り合い、各自で練習に取り組んだ。3年になり、仲間と自然に「去年の思いをこの夏で晴らそう」と言い合うようになった。

 今夏、中山は主将でエースで4番。責任を背負い、息苦しさを感じることもあった。しかし父は「プレッシャーは力に変えられる。お前はその力を持っている」と言ってくれた。父はタレントの中山秀征さん。芸能界でキャリアを積み、数々の重圧に打ち勝ってきた父の言葉には、説得力があった。

 大会では2試合を勝ち抜き、父もスタンドで声援を送った。この日はテレビの仕事で来られなかったが、強豪・修徳を相手に九回を戦い抜いた。家に帰ったら伝えたい。「今までやってきたことはうそじゃなかった」。でも、ずっと見ててくれたから、きっと言わなくてもわかってくれている。=ネッツ多摩昭島(御船紗子)

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